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【UFC172】目まぐるしいスクランブル、ベナビデスが斬首刑で制す

2014.04.27

<フライ級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス(米国/2位)
Def.1R4分08秒by ギロチンチョーク
ティム・エリオット(米国/8位)

いきなり左フックを入れ、テイクダウンに成功したエリオット。ベナビデスは慌てず、バタフライガードから立ち上がる。スタンドに戻ると、打撃戦のなかで胸を合わせたエリオットが払い腰でテイクダウンへ。バックに回ったエリオットは、スクランブルの攻防のなかで腹固めの形に。ベナビデスが動きを止めないで動き続けると、エリオットがクルスフィックスからバックを狙い、バナナスプリットへ。そのまま上体を起こしてトップをキープしたエリオットが、観客の理解外の素晴らしい動きを見せた。

この後、スタンドに試合が戻るとベナビデスが左ジャブから左ミドルを蹴り込む。と、残り2分30秒でエリオットがダブルレッグからテイクダウンに成功する。バックを狙ったエリオット、胸を合わせたベナビデスがギロチンを狙う。これを嫌がり、背中をつけたエリオットだが、ベネビデスは執拗に首を取りながら抑え込む。足を抜かれたエリオットは、首も取られたままでマウントを許す。エリオットは両腕もろともベナビデスの両足で挟まれ、身動きが取れなくなる。と、足をばたつかせタップの意思表示。

目まぐるしいとしか表現の方法のない攻防をしっかりと得意の形で締めくくったベナビデスが、改めて実力者振りを発揮し、「エリオットはスーパータフガイ。この階級で一番パンチが強かった。柔術を使いギロチンで勝てた、楽しかったよ」と語った。

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