【OFC02】旗揚げ戦幻のメインイベンター=ローセン
11日(土・現地時間)、ノース・ジャカルタのブリットAma・アリーナで行われるONE FC02「BATTLE OF HEROES」。メインはオーレ・ローセン×フィリップ・エノモトのライト級マッチが組まれている。
【写真】打撃もそうだが、飛びつきガード+リバーサルのようなムエタイの首相撲教本DVDに出てくる技を駆使する点でもオーレ・ローセンには注目したい (C)OFC
フィリピン生まれ、デンマーク育ち、現在はタイに生活拠点を置くローセンは、K-1 MAXやスーパーリーグという世界トッププロモーションで戦い、MMAに転向。日本でも馴染みのファイターだ。
打撃の強さは当然だが、ムエタイを利した組み技にも光るモノを持つローセンは、元々OFC第一回大会のメインに出場予定だったが、負傷でエドゥアルド・フォラヤン戦をキャンセルしている。
MMAではデビュー初戦&2戦目にHERO’Sで須藤元気&宇野薫という日本を代表するファイターに敗れているが、その後は中国のAOWやOFCの前身マーシャル・コンバットで5連勝を達成している。
対するエノモトは、兄にM-1世界ウェルター級王者ヤスベイを持つ、日系ペルー人でスイス国籍を持つファイター。兄同様オールラウンダーのフィリップだが、このところ2連敗中で、ローレンがどれだけテイクダウンの攻防に適応し、打撃戦に持ち込むことができるか、世界を舞台に戦ううえでスケールとなるファイトだ。
【写真】UFC1戦1敗、通算では5勝1敗のホーレス・グレイシー。今回の相手は、今更感も強いボブ・サップ。サップにはまだ集客能力や視聴率を稼ぐ力が残っているのだろうか? (C) ZUFFA
ONE FC代表ヴィクトー・キュイは、同イベントをコアファンの支持だけでなく、エンターテインメントとして、一般層におけるファンの拡大を目指していることを明言しているが、今大会はその駒として、ボブ・サップを登用。
対戦相手はホーレス・グレイシー、UFCでは僅か1戦でリリースされたホーレスは、打撃にめっぽう弱くなったサップを相手にどのような試合を見せることができるか。いずれにせよ、どこか黄昏のMMA戦というイメージは拭えない。
■OFC02対戦カード
<ライト級/5分3R>
フィリップ・エノモト(スイス)
オーレ・ローセン(デンマーク)
<フェザー級/5分3R>
クォン・ベヨン(韓国)
オノリオ・バナリオ(フィリピン)
<ウェルター級/5分3R>
ホドリゴ・ヒベイロ(ブラジル)
ラスタン・カビロフ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
グスタボ・ファルシローリ(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
ホーレス・グレイシー(ブラジル)
ボブ・サップ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ヴィクトリーノ・センドゥク(インドネシア)
レイモンド・チョウ(マレーシア)
<フライ級/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
ゲヘ・エウスタキーノ(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
イラシャード・サイド(南アフリカ)
ジェシエ・ラフォルス(マレーシア)
<ライト級/5分3R>
ンガビディ・ムラディ(インドネシア)
ピーター・デイヴィス(マレーシア)
<ウェルター級/5分3R>
ズリ・シラワント(インドネシア)
アグス・ナニャン(インドネシア)