【Award】ニュータレント部門1位:マイケル・チャンドラー
2011年MMAPLANETがレポートした81大会から、選出したMVP、ニュータレント、ベストファイト、ベスト・サブミッション、ベスト・ノックアウト、そしてベスト・イベント。MMAPLANET Awards、ニュータレント・オブ・ジ・イヤーをここで発表したいと思います。
<ニュータレント・オブ・ジ・イヤー>
マイケル・チャンドラー(米国/BFC)
(C)BFC
BFC世界ライト級チャンピオン
2011年戦績4 戦4勝0敗
・3月12日 vs マーチン・ヘルド
・4月9日 vs ロイド・ウッダード
・5月14日 vs パトリッキー・フレイレ
・11月19日 vs エディ・アルバレス
「ミズリー大レスリング部キャプテンからエクストリーム・クートゥアーでMMAを学び、プロデビューから2年3カ月、キャリア9戦目でエディ・アルバレスを下し、BFC世界ライト級王者を獲得してしまった。
それ以前のトーナメント参加時では、全くのノーマークだったばかりか、初戦で一本勝ちをしても、注目はパトリッキー・フレイレに集中していた。そのパトリッキーとのトーナメント決勝では、打撃の距離を潰して、テイクダウンで削り勝ち。
そして迎えたタイトル戦では、降ってわいたような絶好の機会で打撃を集中させ、打ち合いの展開へ。打ち負けるとテイクダウン狙いで時間を稼ぐという試合運びを見せた。レスリングに関しては、テイクダウンは防御ともに天下一品。特に防御が優れていることで、思い切ったパンチを振るうことができる。
加えてグラップリング・コーチのニール・マレンソンとの相性もバッチリで、ポジションを取ってからの絞めは、そのレスリングの強さと相まって強力な武器となっている。
もちろん、彼の戦場はBFCであって、UFCではない。UFCでは数多いコンペティターのなかで埋まってしまう実力かもしれない。ただし、全米にTV中継を持つBFCのトーナメントを勝ち抜き、あのエディ・アルバレスと打ち合った末に一本勝ちしたのだから、マイケル・チャンドラーの選択はベストで、その将来性も輝かしいと認めるざるを得ないだろう」