【UFC134】アンデウソンが王座防衛、岡見を寄せ付けず
<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)
Def.2R2分04秒 by TKO
[挑戦者]岡見勇信(日本)
この日、一番大きなブーイングをコール時に受けた岡見。対するアンデウソンには、割れんばかりの声援が降りそそぐ。グローブを合わせなかった両者、岡見は左に回るアンデウソンのゆく手を阻むことができるか。
オーソに構えたアンデウソンは、それでも左回りを続け、サウスポーにスイッチ。岡見は前に出るが、首相撲の攻防になり、互いに距離を取る。再びオーソになったアンデウソンが、左へ回り再びサウスポーに。岡見のジャブが当たるも、アンデウソンはスピードに乗ったジャブを二つ返す。
距離が詰まり首相撲の態勢になったアンデウソンをケージに押し込む岡見。右ワキを差すが、切られると、またも首相撲の態勢に。クリンチアッパーを見せる岡見にブーイングが浴びせられる。右を差せない岡見。アンデウソンも大きな動きはない。一旦、シングルに移行しかけた岡見だが、再び上体を起こして右を差しにいく。
打撃の距離になった両者。アンデウソンの大きな左は当たらないが、岡見のパンチもかわされる。右を伸ばす岡見だったが、ここでアンデウソンの左ハイがヒットし、岡見がケージ際まで下がったところで初回が終了した。
2R、サウスポーのアンデウソンに、左を打ち込む岡見だが、右を返される。アンデウソンの動きが激しさを増すと、岡見が下がる。それでも右を伸ばした岡見だったが、アンデウソンはノーガードでよけ、右一発で尻もちをつかせる。
スタンドで待機するアンデウソン。ノーガードだが岡見は手を出せない。ケージを背にした岡見が、右を振るうが、そこにアンデウソンの右フックがヒット。再び、尻もちをついた岡見に立ったままパウンドを落とすアンデウソン。頭を懸命に守る岡見だが、足を利かすことができずに、亀の態勢になってしまう。
ヒザをワキに突き刺され、体を丸めた岡見。アンデウソンにパウンドを連続で落とされると、レフェリーが割って入り試合終了。アンデウソンが、岡見を寄せ付けず王座防衛に成功した。