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【DEEP JEWELS54】黒星→白星×5度。竹林エルと再戦が組まれた彩綺「一つ一つ、ちゃんと狙って刺します」

【写真】吉村兄弟譲りの鳥ポーズ。笑顔交じりで「減量が怖い」という発言も聞かれた彩綺だ(C)MMAPLANET

6日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS54で、彩綺が竹林エルと対戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリア3年、10試合と戦績を積み重ねてきた彩綺だが、そのレコードは見事なまでに黒星と白星を繰り返している。連敗はないが、連勝もない。そして短期間で試合を積み重ねてきた。

そんな彼女が昨年11月にパク・シウに初めてKO負けを喫し、実力差をまざまざと見せつけられた。その後、試合間隔を空けつつ地力をつける練習を続けてきた。

デビュー2戦目で倒した相手が、箔をつけてリベンジ戦に挑んできた。そんな竹林戦に向け、彩綺にインタビューを行った。


今年になってからはレスリング、ボクシング・レスリング、それとスクランブルをアホみたいやってきました

――彩綺選手は2023年5月のデビューから、前回のabbie戦で10試合。そして、見事なまで●〇●〇●〇●〇●〇と敗北と勝利を繰り返しています。

「オセロキャリア?」

――いや、オセロだと●●●●●●●●●〇じゃないですか(笑)。

「アハハハ。そうだ、そうですね。2勝目を挙げた時ぐらいから、ヤバい……連勝しないといけないとは思ってきたんですけどね。これは気にしています。10試合戦って、こんなに勝ち負けが交互になるって……ないですよね。それに5月の試合は相手選手には凄く失礼だけど、勝ってもそんなに嬉しくなかったし」

――この戦績は、余り例がないと思います。ただし、一つ勝つと次の試合は経験値が違う相手と戦うことが多かったことも関係していると思います。

「勝ち方が良いから、次はそうなる。そこは自覚しています。ただ、勝ったらデカいというところを全部落としてきて、去年は本当に足踏みをしたなって。そこも含めて、特に今回は気にしています。今回はマジで違う。

これまでの負けって、負けても失うモノがない状態の試合でした。もちろん、そこで勝てばもっと跳ねているわけですけど。でも、今回の試合は1度勝っている相手だから。あれで心も折ったと思っていたし。実際、あの後は2年間休んでいるわけで。しかも、東京に出てきて環境も変えている。あの負けは、彼女の人生を変えるものだったと思っていて」

――そこで言えば、今回は竹林選手のための試合という空気感もあります。今、彼女が置かれている環境も踏まえると。

「そうですね。5月に竹林とイ・イェジが組まれて、勝ったイ・イェジがRIZINに出て。そこに自分は入っていなかったわけで……溜息でしたね。私はそこじゃなかったんだと思って」

――ところで先ほど「去年は足踏みをした」という発言がありましたが、パク・シウ戦から半年以上も試合が空いたことで、積み上げる期間を設けることができたのではないかと思いました。それまでは勝っても、負けても試合が次々と決まって対策練習ばかりになるのではないかと感じていたので。

パク・シウには全部封じ込まれて、何もできなかった。実力の違いを見せつけられました。そこはメンタル的に、かなり来ましたね。3月とか、オファーも断って。一旦、試合間隔を韓国を空けたかったです。その分、練習でメチャクチャやられて。今年になってからはレスリング、ボクシング・レスリング、それとスクランブルをアホみたいやってきました。

HEARTSはストロー級やフライ級の選手が多いので、皆にケチョンケチョンにされています(笑)」

――今日のMMAグラップリングのクラスでは、大井すず選手やSAAYA選手と回していました。

「すずちゃんはレスリングが強いから、抑えられます。船田)電池とかメンズが相手だと、スクランブルを創ってもらっています」

――男子が練習相手と言うことが多いのですか。

「そうですね。あと女子でいえば万智ちゃんとも練習をしています。一つの上の階級でスクランブルができる人に相手をしてもらう方が手っ取り早いと思って」

――それはHEARTS以外の場所で練習をしているということですか。

「ハイ。誰とやったら強くなれるかなって大沢さんや天弥に相談をしたら、浜崎(朱加)選手の名前が挙がったんですよ。でも浜崎さんにお願いをしに行ったら『Fight Baseに来なよ』って言ってもらえたんです」

――はい。そこで万智選手と?

「いえ、Fight Baseはスーパーアトム級の選手が多くて。それは行けないなぁって。そうしたら『なら、津田(勝憲)さんのところに来れば? 万智もいるし、SARAMIもいるから』と。それで八丁堀のアイリ―ベースに木曜に通わせてもらうようになりました。

もう本当に毎週、木曜日が来るのが憂鬱で。全く楽しくなくて……楽しいと思ったことは、1回もないです(苦笑)」

――それだけ実になる練習ができているということですね。出稽古はアイリーベースだけですか。

「あとはクロスポイント吉祥寺で、ミットをしています。ほぼスパーリングはやっていないですね。高橋直人さんがミットを持ってくれて。最初はジャブしか打たせてもらってなかったです。ジャブしか持ってくれないというか……。そこからストレートを打たせてもらえるようになって、最近やっと出世してフックを打たせてくれます」

――高橋直人さんとのミットで、本来はストライカーの彩綺選手の打撃に変化がありましたか。

「ハイ。以前の私はバカみたいにナイフを振り回していました。でも今は相手を見て、一刺しできるようになったかなって」

――それこそ、積んできたものですね。どれぐらい両ジムで練習をしてきたのですか。

「アイリーベースとクロスポイント吉祥寺での出稽古は、同時期に始めて……半年ぐらいになります」

前に戦った時の彼女の方が怖くないですか? アゴが折れて、血を流しながら組んできて

――この間、積んできたモノが次の試合で見られるのか期待です。

「結局、5月の試合で勝っても嬉しくなかったのは、やってきたことを出したわけでもないからで。ただ、今回の試合は5月の時以上にメンタルも体も上手く創れています。負けると失うモノがある試合だけど、向こうの方が精神的に厳しいだろうなって思います。あの環境がある分、プレッシャーだろうなって」

――竹林選手も福井から出てきて、後がない環境でやっていると思います。

「でも、私より恵まれた環境でやっているでしょう? 私は週に5日間、八百屋さんでバイトしていて。店長に『スパーリングしたいから、1時間ちょっと抜けて良いですか?』なんて頼んで練習しているから」

――それもある意味、恵まれていると思います(笑)。

「アハハハ。ホントだ。でも本当に彼女は、あの環境にいるからプレッシャーがあるし、強くなっているとも思う。でも、全然怖くないかも」

――怖くないというのは?

「圧がないから。前に戦った時の彼女の方が怖くないですか? アゴが折れて、血を流しながら組んできて。でも、あの後はああいう試合は別にやっていないから」

――普通に考えると、竹林選手は組み勝負に来るかと思います。

「でも圧がないから、全然怖くない。寝技も壁も、大丈夫。だからこそ、●〇が交互という戦績からの卒業マッチにしたいです」

――その自信ほどは?

「あるっ!! 今回、マジでなんか分からないけど、あるんです。自分ができる範疇で、全ての課題を克服してきたので。メンタルも含めて。一つ一つ、ちゃんと狙って刺します。それが楽しみです。覚悟を決めて組んできても、大丈夫。寝かされても大丈夫、ちゃんと立ち上がることができるから」

―この試合の後のキャリアアップはどのように考えていますか。

「ここで勝っても6勝5敗で、まだ大きなことは言えない。言えないけど、DEEPにスーパーアトム級のベルトができるかもしれないから、それを狙って。もう一つ、上を目指せる戦いがしたいです。RIZINのあの4試合に出ている8人のうち、私って3人と戦っているんですよ。だから『もう1回やろうよ』って言える立ち位置までいきたいです。場所は選ばないから、もう1回やれるところまで行って、ちゃんと消化したいです」

■視聴方法(予定)
9月6日(日)
午後5時10分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ


■DEEP JEWELS54対戦カード

<49キロ契約/5分3R>
彩綺(日本)
竹林エル(日本)

<54キロ契約/5分3R>
ののか(日本)
重田ほのか(日本)

<49キロ契約/5分2R>
海咲イルカ(日本)
古瀬美月(日本)

<ストロー級/5分2R>
桐生祐子(日本)
横瀬友愛(日本)

<ミクロ級/5分2R>
大井すず(日本)
知名眞陽菜(日本)

<49キロ契約/5分2R>
サラ(日本)
渡邊花美(日本)

<ストロー級/5分2R>
アラミ(日本)
堀内美沙紀(日本)

<50キロ契約/5分2R>
横瀬美久(日本)
Marin(日本)

<ストロー級/5分2R>
堀井かりん(日本)
JUICY(日本)

<アマチュア54キロ契約 /3分2R>
あきぴ(日本)
セアリ(日本)

<アマチュア・ストロー級/3分2R>
あきぴ(日本)
村松美直(日本)

<アマチュア50キロ契約/3分2R>
横江明日香(日本)
谷山心優(日本)

<アマチュア50キロ契約/3分2R>
和智美音(日本)
山内梨緒(日本)

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