【DEEP JEWELS51】パク・シウが組みの強さを発揮。サイドバックからの鉄槌連打で彩綺にTKO勝利
<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
Def.2R3分22秒by TKO
彩綺(日本)
サウスポーの彩綺に対し、シウが右ミドルを蹴る。彩綺も左ミドルを蹴り返し、シウが彩綺に組みついて左腕を差してケージに押し込む。シウは彩綺をケージから引き出すようにバックにつき、彩綺の足を払ってグラウンドに持ち込む。
彩綺もすぐに立ち上がり、右手を小手に巻いてテイクダウンを阻止する。彩綺も左腕を差し返して態勢を入れ替える。シウはもう一度彩綺をケージに押し込み、先ほどと同じようにバックに回って足を一本フックしながらしつこくバックコントロールを続ける。
彩綺も腰を上げてシウに両足はフックさせず、スタンドの状態をキープするが、シウはバックについたまま足を払いながらヒザ蹴りを入れる。彩綺は後方のシウに右ヒジを入れながら離れる。スタンドの攻防になるが、すぐにシウがパンチから組みついてすぐにバックへ。シウが後方からパンチを入れてラウンド終了となった。
2R、シウが右ミドルと左フック、右ミドルを蹴ったところでバランスを崩す。そのまま彩綺がグラウンドで上を取ると、シウが下から彩綺の顔面を蹴ってしまい、レフェリーが注意が与えられる。再開後、すぐにシウが立ち上がり、1Rと同じように左腕を差して彩綺をケージに押し込む。彩綺も左腕を一本入れてシウをケージに押し込み返す。
ここからシウが彩綺の後ろへ回り、彩綺の右側について左足を深く入れて鉄槌を連打。彩綺もシウの右足を右腕で掴んでシングルレッグに入ろうとするが、シウはそのまま彩綺の右腕を右足でひっかけたまま鉄槌を入れ続ける。これで彩綺の動きが止まり、シウの連打を浴び続ける形となり、レフェリーが試合を止めた。
試合後、シウは「前回チャンピオンだった時、ベルトを防衛できず負けてしまって、すぐに試合をしたくて、今日試合ができました。ありがとうございます。9月の試合が終わって韓国に帰ったら、お母さんが亡くなってしまって、心が弱くなったんですけど、応援してくれる人と家族がいたから頑張れました。みんな私を強い選手だと思うかもしれませんが、私は普通の選手です。毎日毎日、明日練習をやりたくないと思うまで練習しています。自分は34歳で、あと1~2年で引退します。それまでどんどん試合をします」と語った。



















