Overlooked【Black Cup Final4#01】ウゴに勝利のキム・テキュン。BC版「vs世界」とタイトル戦線が交差
【写真】ローブローにも苦しんだが、戦い切った(C)LEE GYO DUK
スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は26日(日・現地時間)に韓国はソウルのチャムシル学生体育館で開催されたBlack Cup Final4 KoreaΩvs Mongolia のPart.02からメインのフェザー級マッチ=キム・テキュン✖ヴィクトル・ウゴの一戦をお届けしたい。
アジリット・ヌルマトフに判定で敗れたキム・テキュンと、ゴゴプラッタで一本勝ちしているウゴ。タイトル戦線とは違うストーリーラインで混沌とするBlack Combatフェザー級戦線の注目カード。しかし、ウゴが計量失敗でラウンドごとに−1P、勝ってもNCと言う変則マッチとなってしまった。
<66.9キロ契約/5分3R>
キム・テキュン(韓国)
Def.3-0:29-25,29-25,29-25
ヴィクトル・ウゴ(ブラジル)
減量失敗でイエローカードを試合開始前に受けたウゴが、上背で9センチ上回るキム・テキュンに右インローを蹴る。ウゴは左アウトローから組みつくが、自ら離れる。
ジャブから左オーバーハンドを狙ったキム・テキュンは、右ショートを被弾する。キム・テキュンはボディ&フックを返す。スイッチして左カーフを蹴ったウゴだが、オーソに戻し左ミドルを蹴られる。キム・テキュンが左ハイを蹴り、続くミドルはウゴが両腕でガードする。左フックをかわし、右アッパーを入れたウゴがワンツーで右を当て、スピニングバックキックを蹴っていく。
キム・テキュンはガードの上からワンツー。構えを変えながら右を届かせたウゴが、スピニングックフィストをかわす。と、ウゴのヒザ蹴りが急所に入り、そのまま組んだウゴがテイクダウンを決める。ここでレフェリーがブレイクを命じ、キム・テキュンに回復時間が与えられる。
再開後、跳びヒザで距離を詰めて組んだウゴだが、体を入れ替えて押し込んだキム・テキュンが離れる。
まるでカポエイラのジンガのような動きを見せたウゴは、手をついて後ろ回し蹴りでキム・テキュンの足を蹴り、尻餅をつかせる。
カンフーマスターのようなポーズで見栄を切ったウゴに大歓声が起こる。ここから30秒、足を使って距離を取るキム・テキュンに対し、腰に手をやり「戦えよ」という空気を醸し出したウゴは、最後に胴回し回転蹴りを見せた。
2R、キム・テキュンが左ミドルを蹴り、ウゴが右ミドルを返す。スピニングバックキックからハイキックというコンビを見せたウゴはシングルレッグから引き込んでストレートレッグロックを仕掛ける。
体を捻って足を抜いたキム・テキュンは、スタンドに戻ると左右のボディショットを入れ、ガードの上から顔面も殴っていく。急ぎ、間合いを取り直すために駆け足するように離れたウゴは、距離を詰められて姿勢を乱す。尻餅からスタンドに戻ったウゴは、一気にガスアウト。キム・テキュンの攻撃にガードを固め、自らの攻撃は圧倒的に減ってしまった。
キム・テキュンはジャブを当て、踏み込みも遅くなったウゴの攻撃をかわして左エルボーを狙う。近い距離でフックを振るい、ミドルとハイを繰り出したウゴはシングルもすぐに自らリリースする。と、跳びヒザ狙いのキム・テキュンの急所に、ウゴの蹴りが当たる。7分近いインターバルを経て、試合はリスタート。ウゴは息を吹き返したように蹴りからパンチと積極的に攻め、組んでバックへ。背中に飛び乗ってフックを狙ったが、キム・テキュンは正対して離れ時間となった。
インターバル中にも厳しそうな表情を隠せないキム・テキュン。ウゴのペナルティと急所攻撃の影響があるなかで、どのようなファイトを見せるか。最終回が始まり、積極的なウゴの打撃に対し、キム・テキュンがカウンターの左から右ジャブを入れる。組みを突き放し、前蹴りのキム・テキュンに、ウゴは「攻めろ」とばかりに両手を挙げるが……ここは的外れのアピールだ。
ウゴはスピニングバックキックも距離が合わず、続くハイキックはキム・テキュンがスウェイでかわす。ならばとウゴはボディから右オーバーハンドで距離を詰め、キム・テキュンは接近戦では首相撲からヒザを狙う。ケージを背負い、ガードを固めたウゴに左右のフックを入れたキム・テキュンがボディから顔面、さらにヒザ蹴りとラッシュをかける。引き込んだウゴ、キム・テキュンは「立ってこい」とばかり間を取る。すぐに立ち上がらないウゴを見て、一度試合終了のゴングが鳴るが、レフェリーは試合を続行させた。
残り1分40秒。前に出るウゴに対し、足を使うキム・テキュンがシングルレッグからの引き込み&足関節を逃れてサッカーボールキック。ここでガードを取り直したウゴが、残り30秒で立ち上がり、中途半端な今成ロールのような動きを見せる。またもサッカーボールキックを蹴ったキム・テキュンは、ウゴに背中を見せて観客に勝利をアピール。直後に立ちあがったウゴが距離を詰めると、スピニングバックフィストをヒット。直後にタイムアップとなり、キム・テキュンは両手を高々と上げて再び勝利をアピールした。
ジャッジは3者とも29-25とキム・テキュンを支持。「相手は体重オーバーしましたが、本当にタフな試合でした。色々ありましたが、後悔したくなくて戦いました」という勝者にインタビュアーがタイトル挑戦について尋ねる。
「次の戦う場所はどこですか?」とキム・テキュンに話を振られたブラック会長が、「チャンピオンを戦うか?」と尋ね、「もちろん、戦います」と返答。ここでBlack Combatフェザー級王者パン・ソンヒョクがケージの中に入る。
「おめでとうございます。反則も多かったですが、よく戦いました」と話したパン・ソンヒョクだが、ここで「ただ、チャンピオンがわざわざケージに上がる必要がありますか?」という言葉を発し、ファンが多いにわく。ともあれタイトル戦線とBlack Combat版「バーサス世界」路線がここで交わることとなり、キム・テキュンは最後に「どの団体でもチャンピオンにはチャンピオンになるだけの理由がある。相手のことを侮足らず、正当な段階を踏んでチャンピオンになります」という言葉でメインを締めた。


















