【BFC41】フレイレにリベンジを懸け、ウィルソン・ヘイス
16日(土・現地時間)、アリゾナ州ユマのココポー・リゾート&カジノで行われるベラトールFC41。BFC世界フェザー級王者ジョー・ウォーレンと同世界バンタム級王者ザック・マコウスキーが揃ってノンタイトル選手に出場する同大会では、フェザー級トーナメント準決勝2試合も組まれている。
【写真】テイクダウンを奪えるかどうか、そこがウィルソン・ヘイスにとって勝負を分けるポイントとなる (C)MMAPLANET
そのトーナメント準決勝で、シーズン1&2を苦杯を喫し、今シーズンで3度目の正直、そして巻き返しを図るウィルソン・ヘイス。ディープ・ガードからの攻防を、今もMMAで見せるヘイズに昨年のリベンジ戦となるパトリシオ・フレイレ戦を前にインタビューした。
――16日にパトリシオ・ピッチブルと対戦しますが、シーズン2トーナメント準決勝の再戦となります。
「体調は最高だ。この体調を手にするために、フィラデルフィアからサンディエゴにやってきて、調整しているんだから。UFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズを始め、ダニー・マルチネスなど、素晴らしい軽量級ファイターが揃っているアライアンスMMAチームは、僕にとって最高のキャンプを張ることが出来る場所だよ。去年と比較して、10倍は調子がいい(笑)」
――サンディエゴに住まいも移したのですか?
「キャンプのためにやってきた。生活の拠点は今もフィラデルフィアにある。フィラデルフィアでも、良い練習はできていたんだけど、やっぱり軽量級のトップファイターがここは多い。そこが一番の違いなんだ。
コーチ陣も素晴らしい、遠く家から離れ娯楽もない、練習のためにここに滞在しているんだよ。でも、試合が終わればフィラデルフィアに戻る。あそこには僕のホームがあり、BJJユナイテッドでは、フルタイムでブラジリアン柔術の指導もしているからね」
――ベラトールFCのフェザー級トーナメントは、これが3度目の出場となります。これまでは優勝候補に挙げられながら、準決勝で敗れてきました。
「全ての面で、今回はベストの体調にある。準決勝でピッチブルを倒し、決勝でも勝つ。全く疑っていない。ベストシェイプで、16日の試合に挑むことができる」
――パトリシオ・ピッチブル・フレイレの印象は?
「ウェルラウンダーだ。打撃ではキックボクシングもボクシングも高いレベルにある。柔術の黒帯だし、タフだよ。去年の戦いでは、僕はテイクダウンを許し、寝技でも厳しい局面を迎えた。もちろん、次はそんなことにはらない」
【写真】トーナメント1回戦ではザック・ジョージを相手に129秒で一本勝ちを収めた (C) MMAPLANET
――弱点ももう見つけましたか。
「穴はある。だから、そこをついていきたい」
――今は潜りスイープなど、MMAではあまり見られなくなった攻撃をウィルソンは仕掛けるので、試合を見るのがいつも楽しみです。
「僕は柔術を愛している。だから、今、ここにいる。僕は柔術で学んだハーフガードやエックスガードを駆使して、MMAでも戦っていきたい。なぜなら、僕の柔術はMMAで勝利するために学んできたモノだからだ。
打撃の練習も積んで、スタンドでも成長している。でも、僕は柔術家だ。シーズン4トーナメントの初戦では、打撃からテイクダウンに成功し、グラウンドでは全く問題なくリアネイキドチョークを極めることができた。16日の試合でも、そんな風にピッチブルを倒したいんだ」
■BFC41主な対戦カード
<137ポンド契約/5分3R>
ジョー・ウォーレン(米国)
マルコ・ロウロ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
チャド・ロビンショー(米国)
<フェザー級トーナメント準決勝/5分3R>
ダニエル・ストラウス(米国)
ケニー・フォスター(米国)
<フェザー級トーナメント準決勝/5分3R>
ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)