【BFC39】元TUF戦士サンダース、リーの顔面を切り刻む
<175ポンド契約/5分3R>
ベン・サンダース(米国)
Def.3R1分24秒 by TKO
マット・リー(米国)
元TUFファイターのサンダースと、ボードッグ時代にエディ・アルバレスと対戦経験のあるリー。体格で二回りほど大きく感じるサンダースの左ミドルから試合はスタート。その左ミドルのあとで右ストレートを伸ばすサンダース。リーは左ジャブとローキックから前進するが、サンダースはヒザ蹴りと左ミドルで突き放す。
首相撲からボディへヒザを連打したサンダースが、リーをケージに詰める。サンダースは再び首相撲の態勢をとり、ヒザ蹴りへ。距離を取ったリーだが、右ストレートを受け、再び首相撲からヒザ蹴りの連打で受ける。両ワキを差したリーに対し、サンダースは顔面にヒザを見舞う。
リーはたまらず距離を取るが、踏み込んできたサンダースのヒザ、フックからエルボーを打ち込まれる。何とか右ワキを差したリーは、鼻と口から流血。残り30秒になってもフックからヒザ蹴り、エルボーを受けるリー。怒涛の寄りの見せたサンダースは、ハイキックこそミスをしたものの、エルボーを受けつつ再びエルボーとヒザを打ち込み、ワンサイドの1Rを終える。
2Rもサンダースが左ストレートをヒットさせ、ヒザ蹴りなどで攻める。リーはボディを2発放つが、近距離から放ったヒザがサンダースのヒザが急所を直撃してしまう。短いインターバル後、サンダースはここでも首相撲からヒザを見せる。リーのシングルレッグを切ると、再びヒザを見せたサンダースだが、距離を取ったリーがパンチで反撃に移る。
やや攻め疲れの感もあるサンダースをケージに詰めて、シングルでテイクダウンを狙うリー。サンダースはエルボーのヒザで再びリーを追い詰める。必死にシングルレッグを仕掛けるリーだが、テイクダウンを奪うことはできず、逆にエルボーの猛攻を受けてしまう。
組みついて左ヒザを顔面に突き上げたサンダース。リーは右目ジリをカットし、顔面を真っ赤に染めている。エルボーをよけてパンチを伸ばしたリーだが、再び距離を潰されケージに追い込まれるとエルボーで顔面をヒットされ、厳しい時間が続いた2Rが終了した。
両目の下を腫らし、右目じりにたっぷりとワセリンを塗ったリー。サンダースはそんな彼をケージに詰めて、容赦ないエルボーを見舞っていく。ボディへのヒザとエルボーでサンダースが攻めると、リーは左目じりもカットし、レフェリーがここでドクターチェックを要請。と、レフェリーはすぐに試合続行不可能の意思表示を受けて、サンダースが一方的な試合をTKO勝利でモノにした。