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【KNOCK OUT60】延長戦突入もゲーオガンワーンが首相撲で軍司のパンチを封じ込め、リベンジ許さず

【写真】左ミドルから首相撲へ。軍司はパンチを振るうことができなかった(C)MMAPLANET

<KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(※60キロ)/3分3R>
ゲーオガンワーン・ソー.アムヌワイデッー(タイ)
Def.延長3-0:10-9.10-19.10-9
軍司泰斗(日本)
※本戦は29-28.29-29.29-29.

サウスポーのゲーオガンワーンに対し、距離を詰めた軍司が左ジャブを伸ばす。ゲーオガンワーンは左ミドル。ゲーオガンワーンの左ストレートに軍司が右インローを合わせる。左に回る軍司に、ゲーオガンワーンは左ハイ、左ミドル、左ヒザ。相手の攻撃に合わせて軍司が足元への右インローで攻め立てる。

ゲーオガンワーンが組んだが、すぐにブレイク。軍司は右インローに加え、左カーフも見せる。ゲーオガンワーンの右ジャブ、左ハイを軍司はバックステップでかわす。軍司がコツコツとロー&カーフを蹴っていく。さらに左ボディ、右ローを当てて初回を終えた。

2R、軍司は距離をつくって右ストレート、右ヒジを放つ。ゲーオガンワーンの左ヒジをかわし、自身の距離を保つ。ゲーオガンワーンは左ミドル、左ハイ、左ストレート。軍司が右インローで押し、左フックを振るう。ゲーオガンワーンの首相撲を凌いだ軍司は右インローを連打。ゲーオガンワーンが左ミドルで前に出る。軍司の右インローに左を合わせるゲーオガンワーン。左ミドルをブロックされたゲーオガンワーンが首相撲に持ち込み、軍司のパンチを封じる。軍司はゲーオガンワーンをロープに詰め、右ストレートをボディに突き刺した。

最終回、やや疲労が見えるゲーオガンワーンに対し、軍司が距離を詰める。右インローからステップを踏む軍司が右ストレートを伸ばす。左ミドルから組むゲーオガンワーン。軍司は胴クラッチで凌ぎ、ブレイクが掛かるとすぐにパンチを浴びせていく。ゲーオガンワーンは首相撲に持ち込むことが多くなった。

軍司はボディから顔面へ。さらに右インローを打ち込むが、ゲーオガンワーンも首相撲に持ち込み続ける。軍司の右ストレートに、ゲーオガンワーンが左ミドルを返す。残り30秒、軍司は右インローから右ストレートに繋げる。左に回るゲーオガンワーンを、軍司が追ったところで試合終了のゴングが鳴った。

本戦の裁定は1人のジャッジが29-28でゲーオガンワーン、2人が29-29ドローで延長戦へ。

延長ラウンド、ゲーオガンワーンが左ミドルから組み、首相撲で倒していく。距離を詰める軍司を捕まえにいくゲーオガンワーン。さらに左ミドルから首相撲へ。軍司のパンチを封じ込める。首相撲から右縦ヒジを見せ、離れると左ミドルから組みつく。

軍司も右ストレートを当てるが、すぐ首相撲に持ち込まれてしまう。左ミドル→首相撲を続けるゲーオガンワーンが、さらに残り30秒で軍司を崩していく。残り10秒、ゲーオガンワーンが左ヒザから首相撲に持ち込み、延長戦終了のゴングを聞いた。

裁定はジャッジ3者が10-9でゲーオガンワーンの判定勝ち。今年8月、ゲーオガンワーンにKO負けを喫し、リベンジを狙う軍司を返り討ちにした。


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