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【BFC35】本命ヒエロン、不完全な完全勝利

2011.03.09

<ウェルター級トーナメント準々決勝/5分3R>
ジェイ・ヒエロン(米国)
Def.1R3分39秒 by テクニカルサブミッション
アンソニー・ラプスレイ(米国)

元IFL世界ウェルター級王者ヒエロン、実力者ながら地味でもあり、ビッグイベントでチャンスが回って来ず、注目のベラトール参戦となった。そんなヒエロンに対し、ラプスレイは開始早々、組みついてテイクダウンを狙う。ギロチンがすっぽ抜けたヒエロンは、ガードから腕十字を狙うも、これも逃げられバックを許す。すぐに立ち上がったヒエロンは、ラプスレイのハイキックをキャッチし、テイクダウンへ。

シッティングガードを取るラプスレイに覆いかぶさるように、ハーフへ。足を正面からフックし、肩を押してラプスレイの背中をマットにつけたヒエロン。必死で上体を起こそうとするラプスレイのバックに回りこみ両足をフック。直後に上を向きなおしたラプスレイから、ヒエロンはマウントを奪う。


パウンドを落したヒエロンに対し、中途半端なブリッジで横向きとなり、追い込まれるラプスレイ。マウントから肩固めの要領でプレッシャーを与えると、そのまま仰向けになったラプスレイに対し、ヒエロンがリアネイキドチョークへ。レフェリーの呼びかけに対し、ラプスレイが応えなかったため、試合はストップ。

決まり手はテクニカルサブミッションとコールされたが、レフェリーの掛け声が「ブレイク」だったこともあり、ラプスレイと観客に不満が残るフィニッシュとなってしまった。

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