【DWCS S09Ep09】ボディ攻撃を生かしたザイヌコフがカウダスに判定勝ち。勝者5人+ヴォログジンが契約
【写真】コメインの後で印象は薄くなったかもしれないが、ザイヌコフもタフな試合を制したC)Zuffa/UFC
<ライト級/5分3R>
マゴメド・ザイヌコフ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26.
ルーカス・カウダス(ブラジル)
カウダスが右カーフで先制。ローの打ち合いから、ザイヌコフがワンツーを伸ばす。サウスポーにスイッチして左ボディストレートを伸ばすザイヌコフ。顔面からボディへ、コンビネーションで上回るザイヌコフが、右アッパーでカウダスの顔面を跳ね上げた。カウダスのパンチを受けながらも、左右前蹴りで前に出て行くザイヌコフ。カウダスもワンツー、右ローを返す。
ザイヌコフの左ミドルがカウダスの下腹部を捕らえるも、試合は続行。ザイヌコフがボディ攻撃でカウダスを削る。劣勢のカウダスだが、右のダブルを受けたあとにスイッチし、サウスポースタンスからカウンターの右フックを当ててダウンを奪う。すぐにスクランブルに持ち込むザイヌコフ。スタンドに戻ると、徐々にカウダスのパンチがザイヌコフの顔面をとらえるように。ヒジで斬られたか左目下から出血が見られるカウダスの顔面に、ザイヌコフが右ジャブを突き刺した。
2R、互いにフェイントからロー、前蹴りへ。カウダスを下がらせて左ミドルを放つザイヌコフ。左ジャブから右ボディ、そして顔面へと繋げる。カウダスも右ヒジのカウンターを直撃させた。ザイヌコフは左ジャブと前蹴りで立て直す。カウダスの左ミドルをキャッチ、タイナーでこかしたザイヌコフがトップを奪う。カウダスはクローズドガードに。上下にパンチを打ち分けるザイヌコフの頭部に、カウダスもヒジを突き刺す。ザイヌコフが立ち上がると、カウダスもスタンドに戻った。
ジャブ、ローの交錯を制するのは、やはりザイヌコフのボディ攻撃だ。さらにザイヌコフが前蹴りを顔面に伸ばし始める。カウダスにアイポークがあり、試合は一時中断。再開されるとジニュコフの右アッパーがヒット。さらに左ジャブ、右ストレートがカウダスの顔面を襲う。ザイヌコフは右ハイ。距離を詰めて来る相手にジャブとストレートを突き刺していった。
最終回、ザイヌコフの右ストレート、左フックが当たる。ローの打ち合いから、カウダスが前蹴りをもらい、下がってしまう。左縦ヒジ、前蹴りからコンビネーションでアッパーまで繋げるザイヌコフ。カウダスがプレスをかけてくると、ザイヌコフは距離を取ってコントロールする。一度パンチが入れば、アッパーやハイまで繋げていく。またもカウダスにアイポークがあり、試合が中断されてカウダスは減点1を受けてしまった。
苦しい展開となったカウダスに、再開直後ザイヌコフが猛然と襲い掛かる。右フックでダウンを奪うと、立ち上がったカウダスに右ローでプレスをかけていく。右ストレート、右ハイ、さらにインサイドから右アッパーを突き上げるザイヌコフ。しかしカウダスの前進も止まらない。カウダスの右を受け、左ミドル、テンカオを返すザイヌコフ。カウダスの右スピニングバックエルボーがザイヌコフの顔面をかすめた。
ザイヌコフも手を止めず、左ジャブを突き続ける。残り45秒でカウダスの右がクリーンヒット。ザイヌコフをケージに押し込み、右腕を差し上げるが、ザイヌコフに突き放されてしまう。残り10秒はジニュコフが連打を浴びせて試合を終えた。
裁定はザイヌコフがフルマーク+カウダスの減点1もあり、ジャッジ3者とも30-26のフルマーク判定勝ち。試合後にダナ・ホワイトから既に契約を表明しているアドリアン・ルナ・マルティネッティ、マルク・ヴォログジンのほかルーク・フェルナンデス、ルイス・フィリッピ・ジアス、イマノル・ロドリゲス、マゴメド・ザイヌコフのUFC入りを発表した。


















