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【DWCS S09Ep09】ボディ攻撃を生かしたジニュコフがカウダスに判定勝ち。勝者5人+ヴォログジンが契約

2025.10.08

<ライト級/5分3R>
マゴメド・ジニュコフ(ロシア)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26.
ルーカス・カウダス(ブラジル)

カウダスが右カーフで先制。ローの打ち合いから、ジニュコフがワンツーを伸ばす。サウスポーにスイッチして左ボディストレートを伸ばすジニュコフ。顔面からボディへ、コンビネーションで上回るジニュコフが、右アッパーでカウダスの顔面を跳ね上げた。カウダスのパンチを受けながらも、左右前蹴りで前に出て行くジニュコフ。カウダスもワンツー、右ローを返す。

ジニュコフの左ミドルがカウダスの下腹部を捕らえるも、試合は続行。ジニュコフがボディ攻撃でカウダスを削る。劣勢のカウダスだが、右のダブルを受けたあとにスイッチし、サウスポースタンスからカウンターの右フックを当ててダウンを奪う。すぐにスクランブルに持ち込むジニュコフ。スタンドに戻ると、徐々にカウダスのパンチがジニュコフの顔面をとらえるように。ヒジで斬られたか左目下から出血が見られるカウダスの顔面に、ジニュコフが右ジャブを突き刺した。

2R、互いにフェイントからロー、前蹴りへ。カウダスを下がらせて左ミドルを放つジニュコフ。左ジャブから右ボディ、そして顔面へと繋げる。カウダスも右ヒジのカウンターを直撃させた。ジニュコフは左ジャブと前蹴りで立て直す。カウダスの左ミドルをキャッチ、タイナーでこかしたジニュコフがトップを奪う。カウダスはクローズドガードに。上下にパンチを打ち分けるジニュコフの頭部に、カウダスもヒジを突き刺す。ジニュコフが立ち上がると、カウダスもスタンドに戻った。

ジャブ、ローの交錯を制するのは、やはりジニュコフのボディ攻撃だ。さらにジニュコフが前蹴りを顔面に伸ばし始める。カウダスにアイポークがあり、試合は一時中断。再開されるとジニュコフの右アッパーがヒット。さらに左ジャブ、右ストレートがカウダスの顔面を襲う。ジニュコフの右ハイを振り払うカウダス。ジニュコフは距離を詰めて来る相手にジャブとストレートを突き刺していった。

最終回、ジニュコフの右ストレート、左フックが当たる。ローの打ち合いから、カウダスが前蹴りをもらい、下がってしまう。左縦ヒジ、前蹴りからコンビネーションでアッパーまで繋げるジニュコフ。カウダスがプレスをかけてくると、ジニュコフは距離を取ってコントロールする。一度パンチが入れば、アッパーやハイまで繋げていく。またもカウダスにアイポークがあり、試合が中断されてカウダスは減点1を受けてしまった。

苦しい展開となったカウダスに、再開直後ジニュコフが猛然と襲い掛かる。右フックでダウンを奪うと、立ち上がったカウダスに右ローでプレスをかけていく。右ストレート、右ハイ、さらにインサイドから右アッパーを突き上げるジニュコフ。しかしカウダスの前進も止まらない。カウダスの右を受け、左ミドル、テンカオを返すジニュコフ。カウダスの右スピニングバックエルボーがジニュコフの顔面をかすめた。ジニュコフも手を止めず、左ジャブを突き続ける。残り45秒でカウダスの右がクリーンヒット。ジニュコフをケージに押し込み、右腕を差し上げるが、ジニュコフに突き放されてしまう。残り10秒はジニュコフが連打を浴びせて試合を終えた。

裁定はジニュコフがフルマーク+カウダスの減点1もあり、ジャッジ3者とも30-26のフルマーク判定勝ち。試合後にダナ・ホワイトから既に契約を表明しているアドリアン・ルナ・マルティネッティ、マルク・ヴォログジンのほかルーク・フェルナンデス、ルイス・フィリッピ・ジアス、イマノル・ロドリゲス、マゴメド・ジニュコフのUFC入りを発表した。


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