【UFC320】決定打はないもののTD&トップキープを繰り返したソリアーノがベレテンニコフを判定で下す
<ウェルター級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ニコライ・ベレテンニコフ(カザフスタン)
サウスポーのソリアーノに対してベレテンニコフが関節蹴り。ソリアーノは左ミドルを蹴って、ベレテンニコフの右ミドルを蹴り終わりにダブルレッグに入る。ベレテンニコフはそれを切りながらヒザ蹴り、ソリアーノが立ち上がるとヒジも入れる。ソリアーノは再びダブルレッグに入って、ベレテンニコフを持ち上げるようにテイクダウンする。
ベレテンニコフはギロチンを狙うが、ソリアーノは頭を抜いて中腰の態勢でベレテンニコフをケージに押し込む。ソリアーノはベレテンニコフの右足を超えながら中腰の状態をキープ。右腕でベレテンニコフの左足を抱えつつ、空いている左手でパンチとヒジを入れ続ける。ベレテンニコフも左膝を入れるが距離を取りきれず、ソリアーノがパンチとヒジを入れる。これを続けるソリアーノだったが大きなダメージを与えるまでには至らなかった。
2R、ベレテンニコフが右の前蹴り。ソリアーノは右ジャブ・フック、左ストレートからダブルレッグに入る。ここでもベレテンニコフは左腕を巻いてギロチンを狙うが、ソリアーノが豪快にテイクダウンを奪う。ソリアーノはヴァンフルーチョークを狙いつつ、ベレテンニコフが左腕を差して立とうとするところを寝かせる。
1Rと同じようにソリアーノがベレテンニコフをケージに押し付けて、ベレテンニコフの右足を超えつつ中腰から左のパンチ・ヒジを落とす。ベレテンニコフも左腕を差して立ち上がるとソリアーノをテイクダウンしてバックへ。左腕を首に巻いてRNCを狙うが、ソリアーノは一度下になりつつ腕を外してスクランブルで上になる。ソリアーノはインサイドガードから体を起こしてパンチを入れ、ベレテンニコフが立ったところにダブルレッグに入る。
3R、ベレテンニコフが右のボディストレート。ソリアーノがシングルレッグに入ると、ベレテンニコフがケージに体を預けて左腕をソリアーノの首に巻く。ソリアーノはベレテンニコフの体を持ち上げてテイクダウンすると右手・前腕でベレテンニコフの顎を押して寝かせる。ベレテンニコフは全力でギロチンを極めようとするが、ソリアーノは頭を抜いてインサイドガードで上になる。ソリアーノは細かくボディにパンチを入れて上体を起こす。
ベレテンニコフの下からの仕掛けを外すと、右側に回ってパスガードする。ベレテンニコフがガードに戻したところでブレイクとなった。再開後、ベレテンニコフが右ストレートを打ち込み、ソリアーノのシングルレッグに左のギロチンを合わせるが極まらない。頭を抜いたソリアーノがパンチを落として試合終了となった。決定打こそなかったもののテイクダウン&トップキープを繰り返したソリアーノがベレテンニコフを判定で下した。