【UFC320】最終回はやはり大激闘。打ち合いからボディを効かせたイリーが左フックでラウントリーを沈める
<ライトヘビー級/5分3R>
イリー・プロハースカ(チェコ)
Def.3R3分04秒 by KO
カリル・ラウントリー(米国)
ガードを下げて、どっしりと構えたイリー。サウスポーにスイッチして左ローを見せると、オーソドックスに戻した。距離を詰めて来るサウスポーのラウントリーに対し、右手を押さていくイリー。右インローを当て、ラウントリーの左右フックをかわす。右ハイからスイッチを繰り返すイリーに対し、ラウントリーは右ボディフックを打ち込む。イリーの右ストレートに、ラウントリーが左ストレートを合わせた。
イリーの左ジャブの打ち終わりに、左ハイを放ったラウントリー。左インロー、右カーフと蹴りを散らすラウントリーに対し、イリーは右足を滑らせる場面が見られる。ラウントリーの右ボディフックを受けて下がるイリー。ケージ中央に戻り、左ストレート、右跳びヒザを見せるが、左オーバーハンドを受けた。イリーは右ストレートを放った際に、右足が崩れる。残り15秒、ラウントリーの左ストレート、右フックがイリーの顔面を襲う。イリーも右ハイを返した。
2R、ラウントリーが左右フックを振るう。イリーが右ローから左スピニングバックエルボーを狙うも、ラウントリーが距離を詰めて潰した。左関節蹴りを打ち込むイリー。ラウントリーの左ミドルを右スネで受ける。左ストレートから右フックを返すラウントリー。下がってからフェイントを繰り出すイリーだが、なかなか攻撃に繋がらない。ラウントリーは右ローから左ストレートに繋げる。イリーが距離を詰めると、ラウントリーが突き放した。
イリーは右ハイから右ストレート。ラウントリーは右ボディから左オーバーハンドを放つ。イリーの右三日月蹴りがラウントリーのボディに突き刺さった。互いにジャブを突き合うなか、イリーが前に出るも被弾は多い。しかしラウントリーにも少しずつ疲労が見られるように。ラウントリーも左ストレートをボディに伸ばし、蹴りでイリーの前進を止めていった。
最終回、頭を振って距離を詰めてくるイリーに、ラウントリーが左フックを見舞う。下がって追撃をかわすイリーだが、距離が近くなるとラウントリーの右フック、左ストレートをもらってしまう。ここでイリーが前に出て打ち合いに持ち込む。ラウントリーにケージを背負わせて跳びヒザ。イリーの右ミドルが突き刺さるも、ラウントリーが下がりながら左右フックを当てる。フラつきながらも前に出るイリーが、左右ストレートでラウントリーを下がらせる。
ダーティボクシングからボディを連打すると、ラウントリーが明らかに嫌がるように。首相撲からヒジ、ヒザと攻め込む。ラウントリーが組みつくと左オーバーフックで捌くイリー。ラウントリーも左ヒジのダブルを叩き込む。イリーは左スピニングバックエルボー。ラウントリーにケージを背負わせ、ワンツーから左フックをアゴに叩き込む。ラウントリーは前のめりに倒れ、壮絶なラストラウンドに終止符が打たれた。