【UFC320】首相撲に体を硬直させてヴァインズが倒れ込む。アテバ・グーティエが世にも不思議なTKO勝ち
＜ミドル級／5分3R＞
アテバ・グーティエ（カメルーン）
Def.1R1分41秒by TKO
トレストン・ヴァインズ（米国）
ケージの前を左右に回るヴァインズ。中央から左を伸ばしたグーティエは、右を振るって引き続きヴァインズを追う。回り続けるヴァインズは右をかわしてコーナーに詰まる場面も。遠い距離のまま両手を伸ばしてテイクダウンを狙ったヴァインズがヒザを受けて尻餅をつく。慌てて立ち上がり左に回るヴァインズは、グーティエの右にダブルレッグへ。
ヒザを受けながらケージに押し込んだヴァインズ。グーティエがエルボーを側頭部に落とす。このヒジが効いたのか、グーティエが首相撲から捻りを加えるとヴァインズはそのまま体を真っすぐ伸ばし、キャンバスに崩れる。グーティエはパウンドを落とし、勝敗は決した――が、非常に珍しいヴァインズの倒れ方だった。
ともあれ戦績を9勝1敗（※KO）とし、敗者と健闘を称えあったグーティエはジョー・ローガンの「パワーがありすぎて、対戦相手がなかなか見つからないことにフラストレーションを感じていなかった?」という問いに、「正直、自分の殴ったことがないのでパワーがあるか分からない」と笑いを誘った。
