【UFC316】レスリング勝負→バックコントロールで制したサルキルドがエシュモズをユナニマスで下す
<ライト級/5分3R>
クイラン・サルキルド(豪州)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ヤナル・エシュモズ(イスラエル)
開始早々、サルキルドの左ローに対してエシュモズが右を伸ばす。パンチのラッシュでサルキルドにケージを背負わせるエシュモズ。サルキルドが組むと、差し返してボディロック・テイクダウンへ。尻もちをついたサルキルドは、すぐに立ち上がる。右腕を差し上げてからダブルレッグに切り返したサルキルドが崩してバックに回った。バックコントロールで、ケージを掴むエシュモズを引きはがし、相手が起き上がると顔面に右ヒザを突き刺す。右足を崩されたエシュモズが正対し、右腕を差し上げた。四つからテイクダウンを狙うも倒せず。
離れると、サルキルドが下がりながら右カーフを当てる。左ジャブ、右アッパーからニータップに繋げるサルキルド。エシュモズはスクランブルから立ち上がるも、ケージに押し込まれる。リフトアップからテイクダウンをしたサルキルドは、スクランブルを制してバックコントロールへ。エシュモズもシングルレッグで切り返し、ダブルレッグに移行するもサルキルドに潰されてしまう。投げも凌いだサルキルドは後方にテイクダウン。バックマウントを狙うが、ここはエシュモズがトップに回り、スタンドに戻ったサルキルドを追い回してケージに押し込んだ。
2R、サルキルドが左前蹴りを伸ばすと、エシュモズが左ボディから右カーフへ。サルキルドの足が流れる。打撃の交換からサルキルドがシングルレッグで組む。これは切られたが、ケージに押し込んでからグラウンドに持ち込み、バックコントロールへ。引き倒してパンチを突き上げるサルキルド。エシュモズが立ち上がるも、やはりサルキルドがケージへ押し込んでいく。エシュモズがシングルレッグで切り返したが、サルキルドがバックに回った。
ケージ中央でバックコントロールを続けるサルキルドに対し、エシュモズが前転して仰向けになったがトップ→バックコントロールに戻されてしまう。ケージまで下がって立ち上がるエシュモズ。投げの打ち合いから、サルキルドがボディロックでテイクダウンする。再びバックからパンチを打ち込むサルキルド。スタンドに戻るとエシュモズは離れる。サルキルドはシングルレッグをスプロールされるも、ガブるエシュモズをそのままケージに押し込んでいった。
最終回、サルキルドが右カーフを当てた。エシュモズの右ミドルをキャッチしてテイクダウンを狙うが、ここは防がれた。右に回るサルキルドに対し、エシュモズが左フックを振るう。サルキルドのシングルレッグをスプロールしたエシュモズがパンチで追い立てる。エシュモズの右がサルキルドのアゴを捉えた。エシュモズが一気に攻め立てると、サルキルドがケージ中央でニータップからテイクダウンした。またもバックコントロールの展開に。正対したエシュモズの顔面に、サルキルドが右ヒジを打ち込む。
疲労が見えるサルキルドを追い立てるエシュモズだが、返しの左フックに左を合わされてしまう。ならばとダーティボクシングに持ち込むが、サルキルドに突き放される。サルキルドのダブルレッグをスプロールするエシュモズ。スタンドでは追っていくも、サルキルドのカウンターの右をもらう。エシュモズが左ミドルで足を滑らせたが、サルキルドもトップに回る体力は残っていないか。しかし残り30秒で組んだサルキルドがバックを狙う。反転したエシュモズを潰したサルキルドがトップに回って試合を終えた。
結果はサルキルドがユナニマス判定勝ち。元豪州エターナルMMA王者のサルキルドは、DWCSから本戦契約を果たし、これでオクタゴン2連勝となった。