【PFL WT2025#04】勝者も敗者も、勝因も敗因もあまり分からない試合でモルドフスキーが判定勝ち
<ヘビー級T1回戦/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
セルゲイ・ビロシチェニ(ロシア)
互いに踏み込み、右が交錯する。と1分が経過した時点で、ライトが落ちるアクシデントで試合が止まる。幸い、すぐに明るくなり試合が再開する。モルドフスキーの右に、左を合わせるビロシチェニ。さらに右アッパーから左フックというコンビを見せる。モルドフスキーは左ミドルを蹴るが、圧をかけているのはビロシチェニか。
ビロシチェニもボディを狙うビロシチェニに、ワンツーフックを仕掛ける。様子+α程度の展開が続き、ビロシチェニのスピニングバックキックが急所に入り、ブレイクが入る。リスタート後、ボディのコンビを決めたビロシチェニだが、ローを掴まれて左を被弾してバランスを崩す。ラッシュを掛けようとしたモルドフスキーは、逆に右フックを受けてふらついてしまった。
2R、ビロシチェニはモルドフスキーのワンツーに、ここも左フックを合わせようとする。しかし、スピニングバックキックの空振り後にパンチを受けそうになる。モルドフスキーはここで詰めず、イーブンの間合いに戻ってしまう。ジャブに右クロスのビロシチェニは、基本はカウンター狙いの戦いを続ける。
モルドフスキーは承知で、思い切り踏み込んでワンツーもクリーンヒットはない。ならばとショートで詰め寄ったモルドフスキーだが、ここはビロシチェニも左を打っていく。ビロシチェニのボディに、顔面を打ったモルドフスキーが組んでダブルレッグへ。テイクダウンは奪えず、クリンチの展開に。ビロシチェニは右エルボーを入れて離れると、そのままラウンド終了を迎えた。
最終回、モルドフスキーが右を一発振るうと、ビロシチェニが細かいコンビを打ち返す。が、両者揃って当たり具合は浅く、モルドフスキーがダブルレッグでケージへ。ビロシチェニは直角エルボーを落とす。試合は最後に打撃の展開に戻るが、大きな動きはなくタイムアップに。
結果はモルドフスキーが勝利し、準決勝でアレクサンドル・ロマノフと戦うことが決まったが、どちらが勝者か敗者、勝因と敗因も掴みづらいファイトだった。