【PFL WT2025#04】ジュニオールがモアの反撃を振り切ってスプリット判定勝利。準決勝でパウェルと対戦
【写真】しつこいTDでポイントをリードし、最後は引き込んでしのぎ切る。ジュニオールの戦い方は味がある(C)PFL
<ライトヘビー級T1回戦/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
カール・モア(アイルランド)
サウスポーのモアに対してジュニオールがインローを蹴る。モアは左ストレートと左の蹴りのフェイントを見せて前に出て、左ミドルとインローを蹴る。ここでジュニオールの左の指がモアの目に入り、モアにインターバルが与えられる。再開後、モアが左ミドルを蹴って、左のボディストレート。ジュニオールが右のヒザ蹴りを狙うが、モアが右サイドに回りつつ左ストレートを打つ。ジュニオールはインカーフを蹴り、右ストレート。モアが打撃のプレッシャーをかけると、ジュニオールがシングルレッグでテイクダウンを奪う。
ジュニオールはモアの右足を超えてハーフガードでトップキープし、モアもフルガードに戻す。ジュニオールはモアの頭をケージに押し込み、モアがケージを背にして立ち上がろうとしたタイミングでボディにヒザ蹴りを突き刺す。さらにジュニオールがモアの顔面にヒザを入れるが、モアは右足を立てて左足の膝から下がマットに寝ている状態だったため、モアにダメージの回復のためのインターバルが与えられ、ジュニオールには口頭で注意が与えられた。スタンドで再開になると、再びジュニオールがシングルレッグでテイクダウンし、上から一気にパンチを落とす。モアはジュニオールの身体をホールドしてクローズドガードでラウンド終了を迎える。
2R、モアが高めの左ミドル。ジュニオールがシングルレッグに入り、左腕を差す形でモアをケージに押し込む。ジュニオールは左右の腕を差し替える。今度はモアがジュニオールのケージに押し込む形になるが、ジュニオールも態勢を入れ替える。ケージを背負ったモアがヒザを蹴ると、これがローブローと判断されてジュニオールにインターバルが与えられた。
スタンドでの再開後、モアが右フックで前進。ジュニオールが右ストレートを返すと、モアが左ミドルを蹴る。モアがジュニオールをケージに押し込んでテイクダウンを狙うが、ジュニオールが態勢を入れ替える。ジュニオールはスタンドでバックを狙いつつテイクダウンし、ハーフガードで抑え込む。モアがケージに背にして立ち上がろうとすると、ジュニオールは腰をコントロールして寝かせようとするが、モアが立ち上がって距離を取る。モアは左ミドルを蹴って組みついてジュニオールをケージに押し込む。
3R、モアが左ミドルと左ストレート。ジュニオールも右ストレートを返すが、モアが左ストレートからプレッシャーをかける。組みの攻防になるとモアがジュニオールをケージに押し込む。ジュニオールが左腕を差してモアをケージに押し込み返し、両差しで組む。モアも組み手を外して態勢を入れ替えて離れる。モアはすぐに左のヒザ蹴りを突き刺すが、ジュニオールがモアをケージまで押し込む。モアはケージに体を預けつつ、ジュニオールの側頭部にヒジを落とす。
ここはモアが距離を取って左ストレート。ジュニオールも右ストレートを見せてシングルレッグに入るが、モアがそれを切って上のポジションを取る。モアがパンチを落とし、ジュニオールは下から蹴り上げ。ジュニオールが回転して組みつくが、モアが潰してハーフガードで上になる。モアは上体を起こしてヒジとパンチを連打。ジュニオールもモアの左足を取ってヒールフックを狙い、試合終了となった。判定は2-1でジュニオールが勝利し、準決勝でのシメオン・パウェル戦に駒を進めた。