【UFC ESPN65】LFAライトヘビー級王者、2日前&ヘビー級でUFCデビュー。ブダイに競り負けるも……
<ヘビー級/5分3R>
マルティン・ブダイ(スロバキア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ウラン・サチバリディエフ(キルギス)
1カ月前にLFAライトヘビー級王者となったサチバリディエフは、本来はコンテンダーシリーズ出場予定が2日前のショートノーティス、そしてヘビー級でブダイ相手にUFCデビューが決まった。
圧をかけるブダイに対し、ローからワンツーで前に出るサチバリディエフ。ブダイはインローを蹴り、サチバリディエフが右を当てる。ブダイは左フックで前に出る。サチバリディエフはパンチを受けた時に、ガードを固まて攻撃を見ないところがある。それでも攻めるときは、ガードは空き気味だが一気呵成にパンチを続けるサチバリディエフはワンツーを放り込む。
ブダイは重いローを蹴り、ワンツーで前に。顔を覆ったサチバリディエフに組みついたブダイだが、テイクダウンには持ち込めない。打撃の間合いに戻るとブダイが右ロー、サチバリディエフのパンチのコンビは遠く届かない。ブダイは右ローを続け、前足を潰しにかかる。距離を潰されたサチバリディエフがヒザをボディに突き上げるも、ケージに押し込まれる。両ワキを差して耐えるサチバリディエフは、削られないよう早目に対処し右を伸ばしたところで初回が終わった。
2R開始直後、サチバリディエフの右を見てケージ際に下がったブダイだが、大きなパンチを被弾することなく右ローから反撃にかかる。左を当て、右に回るサチバリディエフを追いかけたブダイが組んでケージに押し込む。左ワキを差して回りつつ離れたサチバリディエフが、右を当てる。さにワンツーフックで前に出るが、踏み込みが足らない。組まれ、空振りでスタミナを消費していることは確かなサチバリディエフは、それでも息を整えつつパンチの手数はブダイを上回っている。
とはいえ、その拳はガードを突き抜けることは少なくブダイが右ロー、左インローを蹴る。ブダイはジャブを当て、左リードフックからクリンチへ。鼻血を流すサチバリディエフは、必死にテイクダウン防御も首相撲からヒザを受ける。左フックで前に出るブダイが、ラウンドを取った。
最終回、サチバリディエフの右オーバーハンドは空振りも、パンチを重ねて左を当てる。ブダイは前に出て、右を見せてクリンチ。ダーティボクシングで削る。サチバリディエフは離れてワンツー、右アッパー、そして右オーバーハンド。このオーバーハンドが届き、パンチを散らされたことでブダイに迷いが生じたか、ついにサチバリディエフのワンツーがクリーンヒットする。姿勢を乱したブダイは、逃げの組みに。サチバリディエフは体を入れ替えて、シングルレッグで逆にテイクダウンを狙う。
エルボーでこの動きを止めたブダイが、クリンチでケージに押し込みヒザをボディに突き刺す。このタイミングで離れることができたサチバリディエフだったが、ブダイがすぐに組んで胸を合わせる。残り1分、離れようとするサチバリディエフに組んでいくブダイ。レフェリーがブレイクを命じると、息を吹き返したようにサチバリディエフがワンツーを飛ばす。ブダイも左を返して、ワンツー&ショートアッパーで前に出る。ここでタイムアップに。2Rは明確にブダイだったが、判断が難しい初回と3Rをジャッジがどのように判断したか。結果、ジャッジは3者とも29-28をつけブダイが勝利した。
とはいえショートノーティス&階級を上げての敗北は、UFC参戦を決めたサチバリディエフにとって勝利に等しい価値を持つかもしれない。