【LFA204】柔術と共に生きない宗家の御曹司=ホリオン・グレイシーの五男坊ヘイラン、35歳がMMA初陣
【写真】過度の期待は厳禁。いや、だからこそ浪漫がある (C)LFA
22日(土・現地時間)、コネチカット州マシャンタケットのフォックスウッズ・リゾートカジノでLFA204「Cunha vs Freeman」が開催される。
Text Manabu Takashima
全米サーキットを行うLFAが初めてコネチカット州で実施する大会はマシャンタケットというネイティブアメリカン地区のカジノが舞台だ。
メインはLFAヘビー級選手権試合=ウゴ・クニャ✕デンゼル・フリーマンという9試合のコンパクトな大会、そのプレリミ第3試合にグレイシーが出場する。
UFC創始者の1人で、世界にグレイシー及びブラジリアン柔術とMMAを広めたホリオン・グレイシーの五男坊ヘイラン・グレイシーが、クエンティン・パズリーを相手にMM初陣を戦う。
とはいっても、このヘイラン。既に35歳で2017年に黒帯を取得しているものの不動産関係のビジネスをするなど、柔術と共に生きてきたわけではない宗家の御曹司である。2018年にバケーションで来日した際に、セミナーを開いたことがあるものの競技者としての実績はベールに包まれたままだ。
現状、ネイマン以外では最近のUFCにおけるクロンはともかく、カーロス・グレイシーの孫でマルセーロ・ベーリンギの息子キーワン・グレイシー・ベーリンギ、ホイスの息子クォンリー、ヘンゾの24歳年下の弟ホビソン・グレイシーJrと、一族の血に抗うことができないかのようにMMAで戦うグレイシーの誰もが、現代MMAに対応できないスタイルで、プレリミレベルで勝ち負けを繰り返すような状態になっている。
そのなかでヘイランが、どのような護身MMAをLFAという場で披露するのか。そこはやはり、浪漫を感じてしまうグレイシーの#01フィーダーショー出場だ。
また今大会ではたった1度ながらUFC参戦経験のあるジョー・ジョネッティがレオナルド・リンベルゲルと戦うライト級マッチや、同じ週末にUFCロンドン大会で戦うロナー・カヴァナにコンテンダーシリーズで敗れたアン・トゥアン・ホーの再起戦もメインカードに組み込まれている。このあたりのファイターも、注目したい。
■視聴方法(予定)
3月23日(土・日本時間)
午前7時00分~LFA FIGHT NETWORK YouTubeチャンネル
午前11時00分~UFC FIGHT PASS
■LFA204 対戦カード
<LFAヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ウゴ・クニャ(ブラジル)
[挑戦者]デンゼル・フリーマン(米国)
<ライト級/5分3R>
エジニウソン・サントス(ブラジル)
ディラン・モンテーロ(米国)
<ライト級/5分3R>
ジョー・ジョネッティ(米国)
レオナルド・リンベルゲル(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ジャスティン・サムター(米国)
ルイス・エンヒッキ・バルボーザ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
アン・トゥアン・ホー(ベトナム)
ジミー・ナタヴィダッド(米国)
<フェザー級/5分3R>
ケルヴィン・ステーリング(米国)
ロドリゴ・ブラウナ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
クエンティン・パズリー(米国)
ヘイラン・グレイシー(米国)
<ライト級/5分3R>
ケヴィン・キャリア―(米国)
カイル・プファウ(米国)
<ウェルター級>
メルヴィン・ジョヴェル(米国)
ゲイツ・クック(米国)