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【DWCS S08 Ep01】世界的規模のUFC予選=コンテンダーシリーズ開幕。LFA、A1 Combat & JCK王者が出場

【写真】第1試合のフライ級でCage Warriorsから出場のカヴァナと対戦するアン・トゥアン・ホーはアリゾナ育ちのベトナム人ファイター。MMAファイターになるために高校をドロップアウトしたという過去を持つ23歳だ(C)LFA

13日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Seriesシーズン08が開幕する。2017年のスタート以来、既にジャマール・ヒル、ショーン・オマリーという世界王者を輩出した一発勝負の公式オーディションマッチは、UFCが求めるファイター像を浮き彫りにしている。
Text by Manabu Takashima

アグレッシブ、フィニッシュ狙い、リスクをおかして攻める。勝利した上でこれらの姿勢を見せる必要があるコンテンダーシリーズは、コロナ期に世界中のフィーダーショーが活動停止に追い込まれた時期から北米、英国、ブラジル、豪州というUFCにとって重要なライブ拠点だけでなく、世界中のYoung Bloodsに門戸を開放している。


そして、以前はUFCへのチケットだったLFAやTitan FC、Fury FC、Combateらのタイトルは今やコンテンダーシリーズへの交通手形となっている。

そのうえで世界中の大会からタイトルホルダーでなくても、レコードが良くフィニッシュ率の高い選手が選抜されており、MMAワールドにおいて最も濃密な2時間という見方もされている。

今年は日本から内藤由良が出場しているが、第1週も米国、ブラジル、中国、レバノン、英国、ジョージア、米国在住ベトナムと7ヵ国から10人のファイターが集まった。

メインのマンスール・アブドゥルマリク×ウェズ・シュルツはともにLFAと契約下にあり、第3試合でジョージアのミハイル・サジニアニと対戦するブルーノ・ロピスはLFAライトヘビー級チャンピオンだ。

さらに第2試合でアーニー・フアレスと相対するホゼ・ミゲール・デルガド、オープニングバウトでロナー・カヴァナとアン・トゥアン・ホーもLFAからのチャレンジとなっており、LFAはUFCだけでなく、コンテンダーシリーズへのドラゴンゲートになっていることが如実に理解できる。

この他、Road to UFCのあるアジアからは、トーナメントが組まれていないウェルター級で中国JCK FNウェルター級王者のティン・ワンが参戦。上に記したロピスと戦うザジニアニはジョージアFCのミドル級チャンピオンで、デルガトとマッチアップされたフアレスはA1 Combatのフェザー級のベルトを巻くファイターだ。

これが世界の現実、ショートノーティスのスクランブル発進でない限り、世界中のフィーダーショーから直接UFCと契約という甘い夢はもう抱けない。

第2週以降も、UAEW、BRAVE CF、Hexagon MMA、Cage Warriors、Angel’s FC、KSW、Eternal MMA、HEX FS、パンクラスと世界中のプロモーションでキャリアを積んだ選手たちが、コンテンダーシリーズのケージに足を踏み入れる。明日から10週間、世界規模のUFC予選=コンテンダーシリーズを追うと世界のMMAが見えてくる。

■視聴方法(予定)
8月13日(水・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

■DWCS S08 Ep01対戦カード

<ミドル級/5分3R>
マンスール・アブドゥルマリク(米国)
ウェズ・シュルツ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ティン・ワン(中国)
ラミ・ハメド(レバノン)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブルーノ・ロピス(ブラジル)
ミハイル・サジニアニ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
ホゼ・ミゲール・デルガド(米国)
アーニー・フアレス(米国)

<フライ級/5分3R>
アン・トゥアン・ホー(ベトナム)
ロナー・カヴァナ(英国)

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