【LFA204】デンゼル・フリーマンがクニャを下しヘビー級王者に。「少しグレコに集中する」
【写真】PFLで1勝1敗のフリーマン。カレッジでもオールアメリカン(C)LFA
<LFAヘビー級選手権試合/5分5R>
デンゼル・フリーマン(米国)
Def.2R2分10秒by TKO
ウゴ・クニャ(ブラジル)
サウスポーのフリーマンが、ワンツーのツー=左ストレートを伸ばす。互いに様子見の展開が1分続くと、すぐに観客席からブーイングが起こる。フリーマンはスイッチして左ハイを狙う。クニャは組んでシングルレッグでテイクダウン。すぐに立ち上がったフリーマンは、ケージに詰められるも体を入れ替える。カレッジ後はグレコローマンを選択したレスラーらしく、上半身をしっかりと固めるフリーマンだがテイクダウンは奪えない。離れると同時にクニャがヒザ蹴り、フリーマンがハイを狙う。
直後にシングルレッグでテイクダウンを狙ったフリーマン。尻もちをついたクニャもすぐに立ち上がった。そのクニャをケージに押し込むフリーマンはプッシュされて離れると、左ハイを見せた。
2R、前蹴りからシングレッグを仕掛けたクニャだが、スプロールしたフリーマンがパウンドを連打する。立ち上がったクニャにパンチをまとめ、ヒザ蹴りを入れたフリーマンはシングルを潰してパンチを続ける。背中をつけたクニャのハーフガードにも、構わずパンチを打ちつけるフリーマンは息を整えて鉄槌へ。さらに足を捌き、背中を見せたクニャを後方から殴り続ける。ケージにもたれて正対したチャンピオンだが、殴られ続けて背中をキャンバスにつける。そのまま連打されるクニャを見て、レフェリーが試合をストップ。新LFAヘビー級王者デンゼル・フリーマンが誕生した。
「疲れた。腕がもう使えられなくなっているところだった。レフェリーに救われた。本当に難しい試合だった。でも、やらないといけないことをやった。グレコで世界一を目指したい。少し、レスリングに集中してまたMMAに戻ってきたい」とフリーマンは話した。