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【DEEP JEWELS48】重田ホノカ負傷で、HIME戦中止。お帰り浜崎朱加が、須田萌里と22の歳の差マッチ

【写真】このV.V Mei戦から、10年3カ月(C)MMAPLANET

17日(月)、DEEPより3月23日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS48でHIMEとの対戦が決まっていた重田ホノカが練習中の負傷により欠場し、同カードは中止になることが発表されている。
Text Manabu Takashima

前フライ級QOP重田ホノカのJEWELS初参戦は延期となったが、その代わりといっては何だか、インパクトが強すぎるカードが新たに明らかとなっている。それが浜崎朱加と須田萌里の49キロ契約マッチだ。


エキシやグラップリングでなく、浜崎がDEEPで戦うのは2014年大晦日のDEEP DREAM以来10年3カ月振り。JEWELSでのラストファイトはさらに遡ること4カ月前の同年8月だった。その後、浜崎はInvicta FCからRIZINで19戦を女子MMAの第一人者として戦ってきた。

浜崎は近年、ケガに悩まされる。昨年2月にRIZIN LANDMARK08でクレア・ロペス戦が決まっていたが、左尺骨骨幹部骨折で全治5カ月の重傷を負い、9カ月後のLANDMARK10のシン・ユリ戦で再起(2R1分15秒に一本勝ち)した。

岡見勇信や水垣偉弥のようにJ-MMAの看板を背負った浜崎が、北米に進出しInvicta FCでベルトを巻いてから9年半が過ぎた。その俊敏なファイトからは想像もつかないが、42の歳を終えようとしている。

対する須田は2004年生まれの20歳、浜崎のプロデビューは彼女が5歳の時だ。昨年はBlack Combatでアトム級王座挑戦を経験した須田は身体能力が上がってきた印象を残している。当然のようにシンクロすることがないキャリアを踏んできた両者の戦いの行方を占うことは難しい。

ポジションを制しての極め力、足を越していく力は浜崎。越されない動きに連動した極め力は須田。3Rを戦う持続力よりも、一瞬の瞬発力が勝負を分ける。そんな試合展開が期待される──超世代闘争だ。

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