【Breakthrough Combat03】なんとProgressで神龍誠がエリック・メネギンと対戦。MMA×柔術トップ対決
【写真】一体、どのような攻防が見られるのか。ポイントの存在が、どのように勝負を左右するのかも楽しみだ(C)MMAPLANET&BREAKTHROUGH COMBAT
3日(月)、Progress実行委員会より2月26日(水)に無観客&配信大会として開催されるBreakthrough Combat03でProgress60キロ契約=神龍誠×エリック・メネギン戦が組まれることが発表された。
Text Manabu Takashima
Progressフェザー級王座決定戦=竹内稔×須藤拓真戦、上田将年×イ・ジュンヨン戦などMMA国際戦4試合が明らかとなっていた同大会だが、ここにきて神龍の出場はスマッシュヒットだ。大晦日にホセ・トーレスに惜敗した神龍からは、リリースよると1月の早い段階でProgress出場希望が実行委員会に届いていたという。
しかしながら、長谷川賢実行委員は神龍の出場は2025年春の国内MMAの動向に影響を与えることを考慮し、「出場していただけるのは非常に嬉しいですが、周囲の調整は神龍選手サイドで行ってもらえますか」と返答するなど、出場に及び腰だったという。そこは独特な形式のイベント開催をしているBreakthrough Combatだが、新興中の新興プロモーションだ。生え抜きファイターはおらず、フリーランスのファイターや既存のプロモーションの協力なくしてマッチメイクは成り立たない。
DEEP~RIZINと3月からイベントが続くことで、長谷川は相当に神経質になっていたという。それでも神龍サイドは、全てを調整しProgressに挑むことを再度伝えてきたとのこと。世界の猛者を投入するRIZINフライ級戦線にあって、先の敗北から神龍の練習だけでなく、何かしらエクストラの経験値を積もうという意志の表れとも受け止めることができる。
結果、Level-Gを主宰する高橋サブミッション雄己に相談し、メネギンを推挙され今回の一戦が決まった。2023年マリアナス・プロ・グアム黒帯フェザー級優勝、GLADIATOR CUP NOGI 61キロ優勝。昨年はASJJF全日本選手権黒帯フェザー級優勝、KIT09 61 キロトーナメント優勝、2024年 SJJIF WORLDS 黒帯ライトフェザー級2位、全日本ノーギ黒帯ライトフェザー級2位、JBJJF全日本選手権黒帯ライトフェザー級2位、アブダビ・GRAND SLAM TOKYO ライトフェザー級3位と道着、ノーギどちらでも結果を残すメネギンは軽量級トップ柔術家といえる。
スクランブルMMAの申し子、考える前に体が動き、練習したことがない技まで実戦で飛び出す神龍に対し、メネギンはアグレッシブかつ重厚なトップゲームからパスの圧力でバック奪取&絞めとう王道柔術に加え、エントリーが豊富な三角絞め、さらには足関節でもベリーダウン・ストレートフットロックと相手を封じ込める動きが秀逸だ。
動き続けたい神龍と、その流れをせき止めるメネギン。両者の取っ組み合いは──まさにスクランブル×スクランブルの向こう側という戦いになろう。
以下、リリースに寄せられた両者の意気込みだ。
神龍誠
「今回新たな挑戦として、プログラップリングに挑みます。対戦相手も寝技のトッププロと聞いていますが、極めに行きます。応援よろしくお願いします」
エリック・メネギン
「RIZINのトップ選手を相手に自分の柔術を試せるのは嬉しいし光栄です。配信を視聴してくれる皆さんが楽しめるような試合をしたいと思いますので応援よろしくお願いします」
■視聴方法(予定)
2月26日(水)
午後6時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル