この星の格闘技を追いかける

【SHOOTO GIG TOKYO#38】1年半ぶりの復帰戦・上原平と1年半で7試合戦った青井太一が環太平洋王座戦

【写真】共にスタンドの打撃でペースを握るタイプだが、その組み立て方は異なる。それが試合でどう出るか?(C)MMAPLANET

3月23日(日)東京都新宿区の新宿FACEで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO GIG TOKYO Vol.38の第一弾対戦カードが決定した。
text by Takumi Nakamura

世界フェザー級王者SASUKEと挑戦者・椿飛鳥による因縁の王座戦が組まれた後楽園大会の翌週、新宿FACEを主会場とするSHOOTO GIG TOKYOの2025シーズンがスタート。メインイベントにはSASUKE×椿と同じフェザー級で環太平洋王座戦=王者・上原平と挑戦者・青井太一の一戦が組まれた。


上原は2023年のインフィニティリーグで準優勝。2024年7月に同リーグで優勝した竹原魁晟との王座決定戦が組まれていたが、竹原が減量中の体調不良で前日計量に参加できず。計量をクリアしていた上原が不戦勝という形でベルトを巻いた。上原は負傷箇所の治療&メンテナンスと試合キャンセルが重なり、2023年9月の磯部鉄心戦に判定勝ちして以来、約1年半ぶりの試合が王座防衛戦となる。

一方、挑戦者の青井は上原が欠場していた1年半の間に7試合を戦い、5勝(4KO)2敗の成績を残した。昨年あげた4勝はすべてKO勝ちで、3月の島村裕戦、9月の澤江優侍戦、12月の山本健斗デリカット戦は1Rフィニッシという驚異的な攻撃力を見せつけている。

お互いにスタンドの打撃でペースを握って試合を進めるタイプだが、その組み立て方は異なる。上原が距離をコントロール→フェイントを多用して右ストレート・右フックを合わせるのに対し、青井は細かい打撃で圧力をかけながら最終的に右のパンチもしくはヒザ蹴りで仕留めることが多い。スタンドの攻防で上原が距離をコントロール仕切れるか、もしくは青井が圧力勝ちするか。そこにテイクダウンという要素をどうミックスさせて試合を組み立てるかにも注目したい一戦だ。

PR
PR

関連記事

Error, no Advert ID set! Check your syntax!

Movie