【RIZIN OTOKOMATSURI】ノンストップ神龍。TDからツイスター&肩固めと攻め続けて伊藤に判定勝ち

2025.05.04

【写真】初回からツイスターを狙っていく神龍。攻めも攻めたり、守りも守ったりの好勝負だった(C)RIZIN FF

＜59キロ契約／5分3R＞
神龍誠（日本）
Def.3-0
伊藤裕樹（日本）

共にサウスポー。神龍の右ミドルハイに対し、伊藤が左カーフを返した。神龍が右スピニングバックエルボーを見せる。互いにフェイントをかけ合うなか、神龍がシングルレッグで飛び込んだ。ロープまでドライブした神龍がボディロックからテイクダウンを狙うも、伊藤が右オーバーフックで耐える。伊藤が体を起こすと神龍はツイスターの体勢になるが、伊藤がトップに回った。しかし神龍がリバースハーフからツイスターへ。

左腕で伊藤の首を抱え、右の拳で削る神龍。伊藤の反転に合わせてバックをキープしながらマウントを奪取する。右ヒジの連打を受けた伊藤が反転すると、神龍が引き戻して肩固めをセットアップする。ここは耐えて亀になった伊藤。神龍がバックコントロールからサイド→マウント→バックマウントとイニシアチブを握ったまま初回を終えた。

2R、伊藤が距離を詰めると神龍はバックステップから回る。伊藤の左カーフに、神龍が左ストレートを合わせた。続いて伊藤が近づくと右フックのダブルを打ち込み、シングルレッグでグラウンドへ。バックコントロールから、起き上がる伊藤をリフトしてマットに叩きつける。伊藤が神龍の右腕をキムラで抱えたが、神龍は崩してから右足を差し入れた。

再びグラウンドに持ち込まれたところで、伊藤が仰向けになってクローズドガードに。ガードを割った神龍が強烈なパウンドを落とし、右側へパスした。サイドから右ヒザを伊藤の側頭部に突き刺す神龍。伊藤がうつ伏せになるとバックコントロール、右足を差し入れる。さらにバックマウントを奪い伊藤の体を伸ばし、ボディトライアングルで固めた。

最終回、いきなり伊藤が左跳びヒザを見せた。ロープ際で打ち合う両者。伊藤の左ストレートに対し、神龍も右フックを返す。リング中央で神龍がシングルレッグで組むと、伊藤が右腕でギロチンに捉えた。首を抜いた神龍の左側頭部から出血が見られる。神龍はパウンドを落としながらパスを狙うも、再び伊藤がギロチンへ。これは極まらず、神龍が右腕を枕にして右へパスを仕掛けていく。

ハーフガードの伊藤の右腕を抱え、キムラで絞り上げる神龍。伊藤はテンションが掛かる方向へ体を反転させた。この動きに合わせて神龍もツイスターを狙うが、そうはさせない伊藤。しかし神龍がバックマウントからボディトライアングルで固め、パンチで削っていく。RNCが極まらないとみるやマウントを狙った神龍に対し、伊藤は仰向けになる。