【Shooto2024 Final】石原夜叉坊が約4年振りの参戦。修斗年内最終興行、地元大阪で轟轟と激突
【写真】写真は2021年1月の租根戦の夜叉坊。現時点では国内最後の試合となっており、今回は約4年振りの国内復帰戦だ(C)MMAPLANET
15日(日)に新宿FACEで行われたColors04の大会内で、29日(日)に大阪市住之江区のGORILLA HALL OSAKAで開催されるShooto2024 Finalの追加対戦カードが発表された。石原夜叉坊が2021年1月以来の修斗参戦で、轟轟(とどろき・ごう)と対戦する。
Text by Shojiro Kameike
2015年のRoad to UFC Japanを経て2016年からオクタゴンで戦っていた夜叉坊。UFCリリース後は2年のブランクを経て、2021年1月に修斗で祖根寿麻に判定負けを喫し、再び米国に戦いの場を移していた。そんななか、現在は古巣である修斗GYMS直心会でインストラクターを務めながら、2023年9月のブルーノ・ソウザ戦以来の復帰戦について「A1 Combatと修斗以外、考えていない」と川原波輝の計量時に語っていた。
その言葉どおり修斗、しかも地元大阪大会で夜叉坊の復帰戦が組まれた。対戦相手は、コブラ会所属の轟だ。現在、修斗では2連勝。さらに今年8月のTTFCでは狩野優に判定勝ちを収めている。
大学在学中にMMAを始めたという等々力は、2022年の全日本アマチュア修斗でライト級3位となりプロデビュー。狩野戦ではノンストップのリバーサル&スクランブル戦を展開し、延長戦の末、勝利した。この試合は轟にとって出世試合といえるだろう。
コブラ会らしい、しぶとく粘り強いグラウンド技術で勢いに乗る轟に対し、試合のポイントは夜叉坊の復調具合か。米国ではやや精彩を欠く試合が多かったといえる夜叉坊だが、ここは久々の地元での試合で復調に期待したい。これで2024年の修斗最終戦――世界ストロー級王者決定戦、環太平洋バンタム級チャンピオンシップに加えて夜叉坊×新鋭の対決などカードが出揃った。