【Level-G】組み技ウェルラウンダー=森戸新士✖新居すぐる。安楽龍馬、幻の初陣??から1年─内田タケルと
【写真】両者ともケージには慣れている。引き込めるからこそ、トップの強さに注目したい (C)MMAPLANET
11月10日(日)、東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるKROSS X OVER CAGE04内で実施されるLevel-Gの対戦カード全5試合が発表されている。
text by Manabu Takashima
メインは当日計量77キロ契約戦に新居すぐるが出場し、森戸新士と対戦する異色の組み合わせが決まった。新居は19日にJapan Martial Arts Expo Prologue内で行われたQuintet5✖5勝ち抜き戦で、内柴正人と対戦。先勝している流れから、引き分けでチームを勝利に導いている。
対して森戸は本日発表があったように30日(水)にBreakthrough Combatの旗揚げ戦で、泉武志相手を相手に自らが持つProgressウェルター級暫定王座の防衛戦が控えている。加えて森戸は、14日(月・祝)にROAMANの旗揚げ大会でスラム&ヒール有りのROMAN柔術で柳井夢翔と戦ったばかりだ(※結果はドロー)。
泉というグレコの強豪とスクランブル重視のポイント有りグラップリングを戦い、約10日後にサブオンリーでシザースチョークという絶対的な武器を持つ新居と相対する森戸。既にグラップリング・ウェルラウンダーの面目躍如といえる連戦だ。
また2022年U-23世界選手権フリースタイル65キロ級で3位の安楽龍馬が内田タケルと戦う一戦も非常に興味深い。実は安楽は(本人にその話が伝わっていたかどうかは不明だが)昨年11月のBloom FC旗揚げ戦で、同大会の実現に尽力した故・鬼木貴典氏がProgress公式戦でグラップリングデビューに動いたことがあった。
結論としては、秋口にパリ五輪代表が内定しなかったために12月の天皇杯出場を安楽が決め、この鬼木さんプロジェクトは実現に至らなかった。
あれから1年、安楽がケージのなかでグラップリングを戦う。MMAではフライ級の内田と70キロ契約でグラップリングを戦う安楽が、この世界でどれだけのポテンシャルの高さを感じさせるのか。YA-MANにパーソナル指導を行い、過去にはJOC杯で原口伸を破ったことがあるなど、MMA界とも関係のある安楽と内田──興味深いマッチアップだ。