【UFC306】アルダナは前進&単発、大流血。ステップ&コンビネーションで捌いたドゥモントが判定勝ち
<女子バンタム級/5分3R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ガードを固めてローを放つアルダナに対し、サウスポーのドゥモントも右ローで足を止めに行く。スイッチ&ローのドゥモント、アルダナはガードを固めて前に出るが手数は少ない。ドゥモントの右ローにパンチを合わせたアルダナの左ジャブがドゥモントの顔面を捉える。ドゥモントはオーソドックスからワンツーでアルダナを下がらせた。
とにかく前に出続けるアルダナに、ドゥモントが右ストレートと右カーフを浴びせる。アルダナの左フック届かず、ドゥモントの右ストレートがアルダナのガードの間から入る。さらに左ショートを合わせて下がった。ドゥモントがサイドキックでアルダナの勢いを止める。前に出るも手を出せないアルダナには、何か策はあるのか――。ラスト10秒でドゥモントが打撃をまとめ、アルダナのパンチをかわした。
2R、アルダナが左ジャブを突きながら前に出る。下がるドゥモントの左ジャブを交わし、右ストレートを当てた。さらにロー、右ボディストレートと一気に手数が増えたアルダナ。ドゥモントも右を合わせに行くが、アルダナもインから右を突く。サウスポースタンスで左に回るドゥモントが、距離を詰めて蹴りを散らした。アルダナが右ストレートを伸ばす。ジャブの突き合いから、ドゥモントが左ボディを混ぜたコンビネーションを繰り出した。
さらにパンチでアルダナを下がらせる。アルダナの左を受けてバランスを崩したドゥモントだが、すぐに打ち返して体勢を戻した。打ち合いの中でドゥモントが右ボディを突き刺し、さらに組みついた。これを切ったアルダナだが、いかんせん攻撃がパンチのみになっている。右は当たるが、蹴りを散らすドゥモントの左フックを受けてしまう。アルダナはバッティングで顔面から大量の出血が見られる。
最終回、大流血のアルダナが前進するも、ドゥモントが蹴りで勢いを止めてシングルレッグへ。これは切られたが、やはりドゥモントがステップワーク&中距離のパンチでアルダナを捌く。アルダナの前進をかわしたドゥモントがニータップでケージに押し込む。離れた両者、前進するもパンチが単発のアルダナをドゥモントが捌き続ける。返り血を浴びたドゥモントは、冷静にジャブと前蹴り、さらにテイクダウンのフェイントを織り交ぜて捌く。ラスト10秒、シングルレッグで組みつくも切られたドゥモントが距離を取って試合を終えた。
裁定は文句なくアルダナがフルマーク判定勝ちを収めた。