【DWCS S08 Ep05】アデサニャ&アルバーグに続け、ステーリングが契約。岩﨑に勝ったベルガウイは不合格
<ライトヘビー級/5分3R>
ナバホ・ステーリング(ニュージーランド)
Def.2R2分21秒by TKO
フィリップ・ラトゥ(米国)
コメインのコディ・スティール×ケムエウ・オットーニ戦が後者の欠場で、4試合となった今大会。豪州HEX FSライトヘビー級王者のキウイファイター=ステーリングが、ジャブから右ローを蹴る。ラトゥも左インローを蹴るが、ステーリングは下から顔面を蹴り、右ボディストレートを決める。ラトゥは蹴り足をキャッチするが、リリースしつつ放ったパンチは空振りに。前蹴りでリズムを刻み、ワンツーで右オーバーハンドを狙ったステーリングだったが、ここは距離が合わない。ラトゥも右を振るい、圧を掛けようとする。
ステーリングはここも前蹴りがワンツーも、直後にラトゥの左を被弾。右カーフで姿勢を乱したラトゥだったが、ワンツーで前に出る。ジャブ、ボディストレートを繰り出したラトゥは、ステーリングの踏み込みに右をカウンターで合わせようとする。そのまま組んだステーリングがシングルレッグを仕掛ける。倒れないラトゥにヒザ、そしてヒジを入れたステーリングがダブルレッグで十分に形になったラトゥが絶え、アッパーボディロックから投げを打つ。頭がすっぽ抜けたステーリングは、急ぎ立ち上がると打撃の間合いに。互いにクリーンヒットがないまま時間となった。
2R、まず右カーフを2度、そして右ハイを蹴ったステーリング。ジャブ&ボディと前手で攻撃を試みるラトゥの腹にストレートを入れる。さらにワンツーの右ストレート、インローと正確な攻撃を繰り出すステーリングは、左ジャブを被弾して目を気にする。詰めるラトゥはボディを殴り、ワンツーで前に出て右を当てる。ここでラトゥはシングルレッグも、切ったステーリングが首相撲からヒザ蹴り、そしてヒジを入れる。
間を取り直してワンツーのステーリングが右から左の返しで、左フックを放ったラトゥの顔面を打ち抜く。この一発でステーリングがKO勝ちを決めた。King of RING王者からMMAへというイエスラル・アデサニャ、カーロス・アルバーグと同じ道を進むステーリングは「左サイドのから攻撃は、肩が凄く下がっていたから狙っていた。右で倒すことも考えていたんだけどね。2人のアニキに続いて、MMAで戦いたい」と勝者は話した。
ダナ・ホワイトは試合が流れたコディ・スティールに他の機会を与えることを約束し、まずニコーリ・カリアーリとの契約を発表。続いて「オタール・タンジロヴィが勝ったと思ったけど、ジョジアス・ムサザの方が興味深かった。本当にまだグリーンだけど」とうことでサインへ。
しかし、岩﨑大河を破ったユースリ・ベルガウイは「何度もアイポークがあった。今日のファイトでは興味はない」とバッサリと切って落とした。そしてステーリングを「今夜のベストガイ」というUFC昇格を伝えた。