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【DEEP Tokyo Impact2024#04】フルスイングの左ハイで攻め立てた魚井が梶本をフルマークで下す

【写真】パンチだけでなく左ハイもフルスイング。この左ハイが勝負を決めた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
魚井フルスイング(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
梶本保希(日本)

サウスポーの魚井がクラウチングスタイルで、前手を伸ばす。いきなり右フックをフルスイングする魚井。梶本はヒザを着いてかわす。さらに魚井のフルスイングをかわした梶本が、シングルレッグで組みつきケージに押し込んだ。両者離れると、ケージ中央で魚井が左ハイを繰り出す。梶本はインローを打ち込み、魚井にケージを背負わせるとシングルレッグで飛び込む。

尻もちを着かされた魚井は、ケージに背中を着けてヒジを落としていく。梶本のクラッチを切り、パンチとヒジを打ち込む魚井。しかし梶本のシングルレッグは切れない。ケージから離れた魚井は、ディープハーフの体勢になった梶本にヒジを叩きつけていく。梶本の顔面から出血が見られる。上半身を起こした魚井は、そのままヒジを落とし続けた。

2R、梶本の左ハイをかわした魚井が飛び込んだ。押された勢いで転んだ梶本に対し、魚井が左ハイでとびかかる。かわして立ち上がった梶本は、プレスを掛けられながらも右ヒザを狙うと、魚井も左フルスイングで迎え撃つ。ガードを下げて距離を詰めていく梶本。左ジャブを突き、左右に回る。梶本が右ストレートから組みつき、シングルレッグで尻もちを着かせた。

魚井がヒジを落としながら立ち上がると、梶本も離れる。梶本の右ミドルを捌いた魚井は、踏み込みのフェイントから、近づいてくる相手に左右フックを振るう。梶本はニータップからシングルレッグに切り替えるも、倒すことはできず。ケージ中央で魚井の左ハイが梶本の顔面を捉えた。梶本はニータップでケージに押し込むも、魚井は殴りながらケージを背にして耐えた。

最終回、梶本が左のガードを下げてジャブを伸ばす。魚井が右手を伸ばしながら左ハイを放った。梶本は魚井にケージを背負わせ、右ヒザをボディに突き刺し、続いてシングルレッグでケージに押し込む。リストコントロールでテイクダウンを許さない魚井が立ち上がると、梶本も離れた。梶本のニータップを防いだ魚井は、さらに梶本の右スイングを振り払う。右目下からも出血が見られる梶本は、ニータップで飛び込むも、バックステップした魚井の足に届かない。魚井の左と梶本の右が交錯する。

ここでレフェリーが試合を中断し、両選手にネガティブファイトの注意が与えられた。この展開がネガティブファイトなのか--。試合が再開されると、魚井が前に出て左ハイを当てる。すぐに梶本も打ち返した。梶本はフェイントをかけながら魚井にケージを背負わせるも、バランスを崩して攻め込めず。互いに左を振るい合い、魚井は左ハイを見せる。梶本が今成ロールのような体勢に入ると、魚井が左ハイを繰り出した。最後は梶本が組みつき、ドライブして試合を終えた。

裁定は魚井がフルマークの判定勝ちを収めた。


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