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【PFL2024#07】ヴァッセルを削りまくったポポフがフルマークの判定勝ちでヘビー級決勝に進出

【写真】削る、削る、削り続けたポポフ(C)PFL

<ヘビー級準決勝/5分3R>
オレッグ・ポポフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
リントン・ヴァッセル(英国)

左ジャブを伸ばすヴァッセルに、ポポフが左右のローを蹴る。さらにヴァッセルの右ストレートに対し、ポポフが左フックでグラつかせた。ケージ中央でポポフがダブルレッグで背中を着かせる。すぐに右腕を差し上げて上半身を起こしたヴァッセルだが、しっかりと押さえこまれてしまう。ダブルアンダーフックから立ち上がったヴァッセルがポポフをケージに押し込んだ。ポポフが左腕を差し上げて切り返す。

押し返したヴァッセルをポポフが内股で投げた。ここも立ち上がったヴァッセルだが、やはり組み潰されてしまう。ヴァッセルがバックを狙うと、ポポフが前に振り落として自身がバックに回る。立ち上がったヴァッセルをシングルレッグでグラウンドに引き戻したポポフが、パンチを受けながらもケージに押し込み続ける。そのままポポフが優位なポジションで初回を終えた。

2R、ポポフの左ジャブでヴァッセルの動きが一瞬止まる。初回にスタミナを使ったか、ヴァッセルの動きが落ちる。プレスをかけてケージを背負わせるも、ポポフがシングルレッグでグラウンドに持ち込んだ。サイドバックからパンチで削るポポフに対し、ヴァッセルも完全なコントロールを許さない。倒すポポフ、立ち上がるヴァッセルという展開が続く中、ポポフにも決め手がない。残り2分でポポフがパンチで削りながらトップをキープする。またも立ち上がるヴァッセル、グラウンドに戻すポポフ——という展開に会場からはブーイングが飛んだ。

最終回、ポポフが左ジャブから右カーフキックに繋げる。ヴァッセルもプレスをかけるが、動きは戻っていない。ポポフがダブルレッグで飛び込み、ケージ際で倒した。ハーフガードのヴァッセルをボディロックで抑え込むポポフ。ここはしっかりとバックコントロールからポジションをキープする。2Rよりも完全にコントロールするポポフに向けて、会場からはブーイングが聞かれる。そのままポポフがトップキープで試合を終えた。

裁定はジャッジ3者ともポポフにフルマークをつけ、ポポフがトーナメント決勝に進出した。


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