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【Angel’s FC32 x HEAT54】ダウンを奪われた倉本拓也。バック奪取も、チョン・ソンファンに判定負け

<フェザー級/5分2R+ExR>
チョン·ソンファン(韓国)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
倉本拓也(日本)

サウスポー同士の一戦、チョン·ソンファンが右インロー、左ローを蹴る。互いに踏み込んでジャブを狙うなか、チョン·ソンファンのローが入る。倉本はジャブを被弾し、左を振っていくが空振りに。鋭い左カーをを蹴ったチョン·ソンファンが倉本のフックを掻い潜って組みつく。ヒザを蹴り合う両者、倉本が腰に乗せて投げを狙う。チョン·ソンファンは耐えて離れると、左を当てる。直後に左を入れた倉本は、バランスを崩したチョン·ソンファンにシングルレッグを仕掛ける。

切ったチョン·ソンファンが左を伸ばす。倉本はワンツーで前に出ると、左をストレートもチョン·ソンファンは額で受けて、圧を高める。ハイからパンチのチョン·ソンファンに対し、倉本も思いきり左を振るう。直後に倉本はステップインに右ジャブを合わされてダウン。クローズドを取るが、体を起こしたチョン·ソンファンがパンチを纏める。体を起こしてシングル狙いの倉本は、がぶられ首を取られるのを嫌がり、背中を自らつけようとしたところで時間となった。

2R、ボディを狙う倉本に、チョン·ソンファンがジャブを伸ばす。倉本はシングルレッグからワキを潜ってバックへ。立ち上がったチョン·ソンファンを両足フックで捕らえる。四の字に組んだ倉本は後方からパンチを入れるが、右手首を取られ締めはセットできない。チョン·ソンファンは前方に振り落とし、ガードの中に収まる。残り2分40秒でレフェリーがブレイクを掛け、試合はスタンドに。チョン·ソンファンが左ハイから距離を詰めてクリンチへ。倉本は体を入れ替えるが、再び押し込まれるとギロチンを狙う。背中を伸ばし、頭を挙げて防いだチョン·ソンファン。レフェリーがブレイクを命じ、チョン·ソンファンが左を当てる。

倉本はパンチが大きくなり、チョン·ソンファンがクリンチへ。ここもブレイクとなり、30秒の打撃戦は倉本が前に出るが決定的なシーンはなくタイムアップに。チョン·ソンファンの判定勝ちか、ドローで延長戦か。コールの前にリングアナが、観客にどちらが勝ったかを尋ねるという珍しい流れの後に、チョン·ソンファンの勝利が告げられた。


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