【UFC ESPN57】計量失敗のモウラが組み勝つも、スプリットでゴミスに下り11戦目の初黒星
<116.5 ポンド契約/5分3R>
デニージ・ゴミス(ブラジル)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
エドゥアルダ・モウラ(ブラジル)
キャリア10連勝中のモウラが体重オーバーで、キャッチ戦に。上背で上回るモウラが圧を掛ける。打撃でなくシングルに入ったモウラは、ギロチンにスタンドで捉えられる。タイトに入ったように見えたギロチンにも、ボディロックから頭を抜いたモウラがバックへ。そのままテイクダウンも、ゴミスがスイッチからすクランブルに持ち込みケージにモウラを押し込む。
内股から体を入れ替えたモウラ、ボディロックで逆に押し込んだゴミスのテイクダウン狙いを切り返しトップを取る。すぐに立ち上がったゴミスにヒザを突き上げて、ケージに押し込んだモウラがバックを伺う。半身で耐えるゴミスに対し、シングルからダブルで尻もちをつかせる。寝技に拘らず、スタンドに戻ったモウラはアッパーを被弾。直後にダブルレッグでテイクダウンを取ったモウラだが、足を抜くことはできない。右腕を差して立ち上がったゴミスがリバーサルに成功するが、すぐに立ち上がったモウラがケージに押し込み時間となった。
2R、モウラが右ローを蹴り、ゴミスがスイッチして左を振るう。右を合わせたモウラはワンツーにシングルレッグを合わせてバックへ。前方に崩して左足をフックしてRNC狙いのモウラは、前方に落とされそうになると、腕十字へ。腕を抜いたゴミスに対し、モウラは一瞬デラヒーバガードを取る。足を引き抜いたゴミスに続き、立ち上がったモウラがすぐに組んでボディロック。シングルレッグに移行してバックに回ると、頭を抱えられた状態で足をフックに掛かる。許さず、ヘッドロックのゴミスに腹ばいになったモウラがスタンドを選択する。
ここからダブルを2度切られたモウラは、ケージに押し込まれてヒザを受ける。モウラは口を空けて疲れが見える。ケージ際から離れた両者、ゴミスはヒザをボディに入れるがケージに押し込まれる。耳の辺りにパンチを打ち続けたゴミス。モウラは倒せず、インターバルを迎えた。
最終回、モウラは右を振り下ろし、左フックを当てる。さらに右をヒットしたモウラが右ミドル、キャッチされそうになり右を打っていく。リーチ差に苦しみながら前に出るゴミスが右ローを蹴る。モウラもスイッチを見せて、後ろ回し蹴りへ。直後にシングルレッグでケージに押し込み、ダブル。ゴミスのパワーギロチンにもシングルレッグでテイクダウンに成功したモウラは、スクランブルでバックへ。正対してシングル、ゴミスのスイッチ狙いにダブルに戻したモウラは執拗に組みつくが、ゴミスが離れる。モウラはここもシングルレッグでケージにゴミスを押し込む。頭を押して足を抜いたモウラだが、打撃を攻勢に出ることができずダブルレッグでテイクダウンを取られる。
ゴミスはバックを許さずスクランブルに持ち込んで、試合はスタンドへ。残り30秒、右アッパーにシングルに出たモウラがバックを伺う中でヒザを突き上げてタイムアップに。計量失敗でスタミナに難があったように見えたモウラは、組み勝つも判定は手に出来ずスプリットで敗れた。