【GRACHAN69】ロクク・ダリが延長RのTD&トップキープで能登との接戦を制す
【写真】延長戦でシフトチェンジできるのも強み(C)GRACHAN
<ウェルター級/5分2R>
ロクク・ダリ(コンゴ)
Def.延長3-0
能登崇(日本)
サウスポーの能登に対し、ダリが左を見せながら構えをスイッチする。サウスポーのダリが右ジャブと右フック、能登は左ローを蹴る。ダリが左のロングフックを見せ、オーソドックスに戻すと左の前蹴り。能登は左のインロー、左ストレートを当てる。ダリはサウスポーにスイッチし、能登の左ローに左ストレートを狙う。ともに距離を測る時間が続くなか、お互いの左ストレートが交錯。終了間際、ダリが左のロングフックを放つも当たらない。
2R、ここもダリはサウスポーに構えて前に出る。能登が左ストレートから飛び込んで組みつくと、ダリは離れ際の右フック。距離が離れると能登はジャブと左ロー、左ストレート。ダリは能登にケージを背負わせて左フックからダブルレッグでテイクダウンする。能登はケージに体を預けて立ち上がると態勢を入れ替え、ダリのボディにヒザ蹴りを入れる。
ダリも能登をケージに押し返し、ダブルレッグでテイクダウンを狙うが倒せない。お互い右腕を差した状態から、能登がダリをケージを押し込む。ダリも小手を巻いてテイクダウンを阻止しつつ、態勢を入れ替えるとダブルレッグを狙う。どちらもテイクダウンを奪えないまま試合終了。ジャッジ1名が能登を支持したものの、残り2名はイーブンとしたため試合は延長戦へ。
延長R、オーソドックスに構えるダリ。能登はインローを蹴り、ダリは右フックを打つ。ダリはサウスポーに構え、右フックと左ストレートを打つが当たらない。ダリがワンツー、能登は左ローを出す。ダリは能登のローをキャッチして左ストレート、そのままテイクダウンを奪うとハーフガードでトップキープする。
能登も足を戻すが、ダリのトップキープを崩せない。残り1分、ダリはインサイドガードでトップキープしてパンチを落とし、能登も下からパンチを返す。ダリは一度立ち上がって飛び込むような左のパンチを落とし、その後はトップキープしてラウンドを終えた。このTD&トップキープでダリが能登から延長判定3-0で勝利を収めた。