【UFC ESPN56】セントルイスのファンの大声援をバックにジョンソンが、ハードリーから逆転3-0の判定勝ち
<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジェイク・ハードリー(英国)
オクラホマ州トペカ出身、セントルイス在住のジョンソンにプレリミとは思えない大きな声援が集まる。サウスポーに構えたハードリーが左ロー、ジョンソンが右ローを蹴る。ケージ前を移動するジョンソンに対し、ハードリーが追って左ストレートから左インローを蹴る。ジョンソンは前蹴りを繰り出し、左に回る。ハードリーは右リードフックを当て、左ボディストレートを伸ばす。ケージに詰まるようになったジョンソンは、ダブルレッグでテイクダウンを許し、スクランブルでハードリーがバックを伺う。
自ら離れたハードリーが左インロー、さらに左を見せて組みに行く。切ったジョンソンはヒザをボディに入れ、ハードリーが距離を取り直す。インローを続けるハードリーがジョンソンを追うという展開のなかで左ミドルを決める。ジョンソンは左ロー、ジャブを見せるが効果的な攻撃はなく、ハードリーの左ハイをブロック。残り1分を切り、ワンツー、左ボディを繰り出したジョンソンが前に出るように。右ボディアッパーを入れ、スイッチしたジョンソンだったが詰め切れず、初回を落としたか。
2R、ジョンソンは右ハイを見せ、右ストレートをヒットさせる。下がったハードリーに対し、ハイから左ジャブと圧を高めたジョンソン。ハードリーも圧されず前に出るが、勢いのないテイクダウン狙いを切られる。ジョンソンは左から右を当て、回りながらもジャブからアッパーを狙う。ハードリーは左ボディを決め、体を入れ替えられても左を伸ばす。ジョンソンはそこにカウンターを狙い、ボディショット。左ミドルのハードリーの軸足にローを入れたジョンソンは、右アッパーを見せるも空を切る。ダブルジャブ、スイッチしつつアッパーからのコンビと手数を上回るジョンソンは、ハードリーのワンツーをかわす。
残り90秒で、ジョンソンが左ローから右を入れ、スイッチをしつつ右を当てる。続いて右ボディ、ワンツーを入れたジョンソンは右でダウンを奪うと、パウンドから立ち上がってロー。飛び込んでパンチを落としたジョンソンに対し、ハードリーはレッスルアップからバックへ。そのまま時間となり、ラウンドを取ったジョンソンを大歓声が後押しした。
最終回、USAチャントのなかで左に回るジョンソンは、ハードリーのハイクロッチを切る。右ジャブから前に出るハードリーだが、逆に右ストレートを被弾する。直後に組んでバックに回ったハードリーが対角線でフックした左足に、ジョンソンはヒジを落とす。背中に飛び乗ろうとしたが、両足をフックできなかったハードリーが着地して間合いを取り直す。左オーバーハンドのハードリー、ジャブで前に出るジョンソンが右を当てる。ハードリーのダブレッグを切ると、スイッチしつつロー、ワンツーとジョンソンが手数で上回る。
ハードリーは左を伸ばすが、距離を遠い。と、ジョンソンが三日月蹴りを決める。ハードリーは左を当て、組みへ。シングルからケージに押し込んだハードリーだが、ジョンソンがスプロールし、パンチで前に出る。ハードリーも左を打ち返したところで、タイムアップとなった。
結果、ジャッジ3者とも29-28でジョンソンが判定勝ちを収め、オクタゴン戦績を4勝4敗と五分に戻した。