【PFL WT2025#02】ジェイク・ハードリーのオタツロックに、マトスが自爆&ツイスターが極まる
【写真】オフィシャル写真にフィニッシュシーンはなく。あの形から極まるという認識が、まだ世界で定着していないことがうかがえる(C)PFL
<バンタム級T1回戦/5分3R>
ジェイク・ハードリー(英国)
Def.3R2分16秒by スコティッシュツイスター
マテウス・マトス(ブラジル)
UFCフライ級から転じたハードリーはサウスポーの構えから、右ジャブを伸ばす。スイッチスタンスのマトスは、前足と後ろ足でインローを蹴る。続いてマトスは右ミドル、左ローを見せる。ハードリーはジャブで距離を詰め、左インロー。そして左ストレートを伸ばす。マトスも右を返して前に出るが、ハードリーが左で圧を高めて左ローを蹴る。マトスの右ミドルにテイクダウンを合わせたハードリーが、スクランブルでバックを伺う。
ここは左エルボーを打って離れたハードリーだったが、ワンツーからダブルレッグへ。マトスは受けとめ、体を入れ替えてボディロックテイクダウンを決める。立ち上がってローを蹴るマトスが飛びこんでパンチを狙う。かわしたハードリーがこのタイミングで立ち上がり、ケージに押し込む。
ハードリーは離れて左ボディを入れ、左ストレート。ケージ中央を取ったマトスが蹴り足をキャッチしてテイクダウンを狙ったところで時間となった。
2R、ハードリーが左ストレートから左ハイ。マトスが右を返し、左ボディショットを入れる。ハードリーの左に、マトスが右カウンター。互いに手を出し続けるなかで、ハードリーが左ストレートから左ボディストレート。右を振って前に出るマトスが、ローにその右を合わせる。直後にハードリーが組みつきケージに押し込む。ジャブ、左ボディストレートを決めたハードリーは、その左を顔面に入れマトスがマウスピースを吐き出す。
腹を効かせて顔面にパンチを当てる。この形がハマってきたハードリーが、ケージにマトスを追い込む。顔、腹と被弾を重ねるマトスは、蹴りで前に出るが右で殴られる。マトスのジャブには左ボディフックを入れたハードリー。しかし、マトスの右クロスが体が揺れる。ガードの上から右ハイを蹴ったマトスは、殴られても前に出る。ハードリーが左ミドルから左ストレートを伸ばし攻勢のなかで5分を戦い終えた。
最終回、互いにインローを蹴り、ハードリーが左ハイ。ボディを打って前に出たマトスが、右を当てる。スピード&手数、精度でハードリーが上回るが、マトスは一発がある。そのなかでジャブを見せて組んだハードリーが、ボディロックテイクダウンへ。グランビーロールのマトスからバック奪取、両足をフックする。ボディトライアングル、オタツロックのハードリーは肩固めをセットするようにオタツイスターの機会を伺う。
と、マトスはここで強引に胸を合わせに。やってはいけないミスを犯したマトス、ハードリーは頭を固めることなくオタツロックだけでタップを奪った。そして──フィニッシュホールドは、スコティッシュツイスターとコールされた。「コーチのパトリック・ヒルと、スティービー・レイの試合を見て学んだ技だよ。サブミッションで勝ったことは驚いてはいない。ジムでよくやっているからね」と勝者は話した。