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【UFC ESPN56】ゴフがヒジでグラつかせるも、下がりながら右を当てたウォータースの判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
トレイ・ウォータース(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ビリー・ゴフ(米国)

身長で大きく上回るウォータースに対し、ゴフが右サイドキック、右カーフキックを散らす。サークリングから左ジャブを突くウォータースは、ゴフのカーフに右ストレートを合わせる。ゴフがローキックからの連打からダブルレッグで組みつくも、テイクダウンは奪えず。離れたウォータースのワンツーがゴフの顔面を捉える。ゴフは寸グルレッグからドライブし、左腕を差し上げてウォータースをケージに押し込む。ウォータースはゴフの顔を押し上げてディフェンスするも、ゴフが反り投げからバックに回った。すぐさまRNCを狙うゴフだが、ここはウォータースが離れる。

打撃戦に戻るとウォータースの右が当たり、一瞬ゴフの動きが止まる。ゴフはシングルレッグからケージ際でバックに回った。さらに正対してヒザを打ち込むとゴフも立ち上がる。ウォータースはケージを背負いながら右ストレート、さらに右ヒザを突き上げる。体勢を崩しながらもパンチを放ち続けるゴフ。ウォータースも打ち返すが、疲労か動きが落ちてくる。次第にゴフのパンチが何度もウォータースの顔面にヒットし、初回が終了した。

2R、ウォータースはサークリングから左ジャブを突くも、ゴフの右カーフキックを受ける。明らかに疲労が見えるウォータースの顔面を、ゴフのパンチが捕らえる。ゴフのローを受けてから放つウォータースのパンチに力がない。しかしウォータースも右ストレートを当てる。関節蹴りから左ジャブを放つゴフはスイッチも見せた。シングルレッグで組んだゴフはケージまでドライブし、右ヒジをクリーンヒット。動きが止まり、離れたウォータースと右ヒジ、左ジャブ、シングルレッグと追いかけるゴフ。ウォータースも右ストレートを突き刺すが、ゴフの連打に顔を背けてしまう。

苦しそうな表情を浮かべながら左右フックを振るうウォータースをゴフが攻め立てる。完全に肩で息をし始めたウォータースだが、それでも右ストレートでゴフの動きを止めた。ゴフのシングルレッグをスプロールしたウォータースは右腕でゴフの首を取り、ギロチンで絞め上げていく。ゴフはこれを凌いだものの、ゴフもまた疲労が見えるタフファイトに。パンチを連打するゴフ、顔を背けたあとウォータースが右を放った。

最終回、ゴフがサウスポーにスイッチして、サークリングするウォータースを追う。オーソドックスに戻してロー、左ジャブを見せるゴフ。ウォータースも左ジャブを繰り出し、ゴフのパンチをかわす。フォグは組みつきドライブし、ハイクロッチで持ち上げた。テイクダウンできずも押し込み続けるゴフに対し、場内からはブーイングが効かれる。残り2分でレフェリーがブレイクをかけた。再開後、ゴフが右ロー、右前蹴りと散らす。ウォータースは手数がなく、ゴフの打撃にも力はない。消耗戦のなか、ウォータースが右ストレートを伸ばす。ゴフはウォータースが距離を詰めると右前蹴りを繰り出す。残り1分でゴフが前に出た。右ストレート、左フックでウォータースの顔面を跳ね上げる。ウォータースも右ストレートを放つが、ゴフがカウンターの右を当てた。最後はケージ中央で打ち合い試合を終えた。

ウォータースを下がらせ、さらにパンチで顔を背けさせたゴフが有利かと思われたが、ユナニマス判定でウォータースに凱歌が上がった。


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