【ONE FN18】徹底してコーナーに押し込み、尻もちをつかせたダウエフがアベラルドを3-0で破る
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
イブラヒム・ダウエフ(ロシア)
Def.3-0
マーク・アベラルド(ニュージーランド)
まず右カーフを蹴ったダウエフが、アベラルドのステップインに右を合わせようとする。ダウエフは前蹴りを繰り出し、アベラルドのパンチにも組んでテイクダウンを狙う。バックに回ったダウエフがスタンドでボディトライアングルに捕える。コーナーに持たれ、後方から鉄槌&パンチを打つダウエフに対し、アベラルドが我慢の時間が続く。アゴの上から絞められたアベラルドは、体をねじって耐えるとダウエフが着地してバックコントロールの状態に。アベラルドが正対しようとしても、ダウエフがワキを潜ってバックを取り続ける。と、アベラルドが上体をロープの外に出し、ブレイク。スタンドの展開で再開となり、ダウエフが跳びヒザから右をヒットさせ時間となった。
2R、前蹴りを捌かれたダウエフがダブルレッグからロープに押し込み、尻もちをつかせる。さらにアンクルピックで揺さぶり、コーナーに押し込んでバックに回る。アベラルドが正対すると、ダブルレッグでテイクダウンへ。ロープを使って耐えようとしたダウエフだが、レフェリーの注意を受けて倒される。スクランブル狙いのアベラルドにヒザを蹴ったダウエフが、再びリフトアップしてテイクダウンを決める。立ち上がってエルボーを打ち込むアベラルドだが、コーナーに押し込まれた状態が続く。アベラルドはコーナーを背負った状態でヒジを放つが、有効打とはならなかった。
最終回、アベラルドの左に前蹴りを放ち、距離を詰めてのフックにダブルレッグを決めたダウエフ。ボディ&リストコントロールで背中をつかせ、スクランブルにはボディロック&頭を押し込んだダウエフが徹底して組み続ける。90秒を経過し、ロープを掴んでコントロールしたことでダウエフはブレイクを命じられる。
打撃の間合いでも前蹴り、左ミドルを入れたダウエフがダブルレッグへ。両ヒザを突いた状態でヒジを頭部に受けたダウエフ、レフェリーがここも膠着とみなしブレイクした。すぐにダブルレッグでアベラルドをコーナーに押し込む。アベラルドは首相撲からヒザをボディに入れるが、そこで頭を押し付けられる。残り1分、再度のブレイクから打撃戦へ──近い距離でフックを振るうアベラルドに組みついたダウエフが、リフトアップからスラム&バックへ。胸を合わせたアベラルドがトップからパウンドを落として、タイムアップに。ダウエフが3-0の判定勝ちを収めた。