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【UFC174】マクドナルドがウッドリーを寄せ付けず、完勝判定

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ/2位)
Def.3-0:30-27, 30-27 ,30-27
タイロン・ウッドリー(米国/3位)

ロビー・ローラー×マット・ブラウン戦と並び、ウェルター級タイトル戦線に大いに関係してくる一戦。地元凱旋に大きなファンの後押しを受けるマクドナルドが、まず右前蹴りを見せる。左から前に出るウッドリー、マクドナルドは左ジャブを伸ばす。組みついたウッドリーがヒザをボディに突き上げ、ケージ際に移動する。ここで2発、3発とヒザを続ける。マクドナルドもヒザを返し、差し代えて距離を取り直す。左ミドルから組みつこうとしたウッドリーをマクドナルドがいなす。マクドナルドは左ミドル、ウッドリーの前進に右ヒザをボディに突き刺す。

そのままケージにマクドナルドを押し込んだウッドリーは、大「レッツゴー・ローリー」コールのなかでテイクダウンを奪えない。離れて、右ミドルを入れたマクドナルドは、組まれて尻餅をつくも、すぐに起き上がり前蹴りを腹に入れる。さらに右ストレートを決めたマクドナルド、腹が効いたかウッドリーの右は勢いがなくなる。右前蹴りからボディ、ショートのコンビネーション決めたマクドナルドが、初回を取ったか。

「このままでいい」というフィラス・サハビの指示があったマクドナルドは、左ジャブを伸ばし、スーパーマンパンチからカカト落としを見せる。と、シングルへ入るなど、攻撃を散らすマクドナルドに対し、ウッドリーは右ローをこそ放ったが、戦いにくそうだ。ケージ際に下がり、前蹴りを受けたウッドリーは、ローに右フックを合わせられる。マクドナルドは左ジャブから右ボディストレート、左ハイ、さらに左ローを入れ、ウッドリーのパンチはブロックする。テイクダウン狙いも防ぎ、ショートをまとめた放つマクドナルド。気が付けばけケージの追い込まれているウッドリーは、左ジャブを伸ばすも効果はない。

マクドナルドの左フック、左ジャブから素早い右ボディストレートを受け、右ハイキックが頭を掠めるウッドリーは局面を打開できない。左から右ストレートを顔面に打ち込んだマクドナルドは、攻め急ぐことなくウッドリーに圧迫を与え続けた。

3R、ウッドリーはフックにアッパーを織り交ぜ前に出る。しかし、その勢いは続かず左から右を受けそうになると右ローを返しつつ、ケージ前に追いやられている。左ミドルを決めたマクドナルドは、ウッドリーの左ミドルをキャッチして左ストレートを入れる。後ろ回し蹴りが急所に入ったとアピールするウッドリーに対し、レフェリーは試合続行を命じる。直後に再々決めている右ボディをヒットさせると、マクドナルドはダブルレッグでテイクダウンに成功する。両手首を掴んで胸の前に引き寄せるウッドリー、マクドナルドは胸を張ってポスチャー、細かいパンチを入れる。

パウンドを貰わないために防御一辺倒のウッドリーは、立ち上がったマクドナルドに蹴り上げを狙うも、逆に捌かれてパウンドを顔面に被弾する。3度目の大きな左に、体を起こして足を掴みに行ったウッドリーは、押し戻されると足を跨がれマウントを取られる。マウントは防いだものの、崩れ袈裟から左パウンドを受け続けたウッドリー、勝敗の行方は明白となった。

フルマークで完勝したマクドナルドは非常に冷静に、息も乱れずタイトル挑戦について「用意はできている。ロビーも印象的な試合をしているし、UFCの判断を尊重する」と語った。、

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