【RIZIN44】福田がジャブでアーセンをドクターストップに追い込む。敗れたアーセンも進化の跡を見せる
【写真】結果はドクターストップだったが、それだけ福田のジャブが的確にヒットした(C) RIZIN FF
<フライ級/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.3R1分37秒 by TKO
山本アーセン(日本)
お互いサウスポー。アーセンはジャブを見せつつ右ミドル、タックルのフェイントも入れる。福田が左ストレート・左のロングフック、アーセンも左フックを返す。アーセンが左のカーフキックを蹴り、福田はジャブ・右フックを見せて、左ストレート。
アーセンは左カーフキックと右フックを返す。福田のジャブの打ち終わりにダブルレッグで組み付く。これを切った福田が左ストレート、山本も左ストレートを返す。アーセンは上下にフェイントを入れ、福田は左ストレート、左ロングフック、右ボディと手数を増やす。
ここから福田が左ストレートと右フック。アーセンも左カーフキックで福田のバランス崩す。福田はステップしながらジャブを突き、アーセンの左カーフに右フックを合わせる。
2R、アーセンが左ストレートとダブルレッグ。福田はそれを切る。福田は右をついて左ストレート。アーセンはパンチを振ってタックルを見せる。福田がジャブを突いて左フック、このジャブ(右)でリズムを作る。そこにアーセンも右フックを返し、一気に距離を詰めてパンチをまとめて組み付く。ここは両者の動きが止まってブレイクとなった。
再開後、ここも福田がジャブを当て、アーセンは左カーフキック。福田はジャブを起点にアーセンの蹴りに右フックのカウンター。さらに福田が左ロングフックから返しの右フック。これで一瞬アーセンの動きが止まり、左ストレートで追撃する。ここでラウンド終了となるが、福田のジャブで左目が腫れるアーセン。インターバル後にドクターチェックが入るが、試合は続行となる。
3R開始直後にアーセンが左フックを打ち込み、これで福田が膝をつく。すぐに立ち上がる福田に対し、アーセンは左ストレートから右フック、左の飛びヒザ蹴りから右フック、ダブルレッグで組みつく。
これを切った福田はアーセンの立ち際に左ストレートから右フックを打ち込む。ここで再びアーセンにドクターチェック。アーセンは試合続行をアピールするも、ドクターストップで試合終了となった。
敗れてもなお進化の跡を見せたアーセン。福田は「アーセン君、気持ちがすげえ強かったです」とアーセンにメッセージを送ると「みなさん楽しんでもらえましたか? 僕も楽しかったです。僕はみんなで楽しむって感じで戦うんが好きなんで、また試合ください。オブリガード!」と、なぜかポルトガル語でファンに感謝を告げた。