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【DWCS S07 Ep03】K-1ベテランのキヌットソンが、全局面的欧州キックでファーベック下す

<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・キヌットソン(スウェーデン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
イシス・ファーベック(オランダ)

まずファーベックが軽く左ローを蹴る。ここから探り合いとなった両者、ファーベックのローの直後にキヌットソンが左ハイを入れる。腰が落ちて下がったファーベックに跳びヒザを繰り出したキヌットソンはケージにファーベックを押し込み胸をしっかりとつける。左を差して小外でテイクダウンを奪ったキヌットソンは、立ち上がったファーベックのボディにヒザを入れる。

正対し首相撲からヒザを狙いたいファーベックだが、それだけのスペースを創れない。一度は離れたキヌットソン、ファーベックがスリップしたところで再びクリンチへ。キヌットソンは左を打って離れると、パンチの交換から首相撲に取られヒザをボディに受ける。距離を潰し、スピニングバックフィストから間合いを取り直したキヌットソンがスイッチして左ヒザを突き刺す。そのまま組んだキヌットソンは逆に首相撲&ヒザを入れて振り回す。両者がヒザを見せ、キヌットソンのヒジは空振りに。最後も組みで崩そうとしたキヌットソンが初回を取った。

2R、ファーベックはローからハイ、逆にキヌットソンも左ハイを狙う。今度は右ハイを狙ったキヌットソンはスイッチして左の蹴り、すぐに組まずに打撃のレンジを守る。と、右前蹴りを入れ距離を潰していったキヌットソンに対し、ファーベックが右ヒジ、そして2弾ヒザ蹴りを顔面に入れる。組まれてウィザーからのヒザ蹴りは勢いがないファーベックも、押し返して首相撲&ヒザ、左フックを入れる。

キヌットソンも左ハイを繰り出し、スイッチしたファーベックが右ローを蹴る。足の距離のキックボクシングで勢いがあるのはキヌットソンか。ファーベックも飛びこんでのヒザは空振りも、すぐにフックを決める。キヌットソンはカウンター狙い気味のなかで、ローを蹴られると首相撲の攻防に。ファーベックはケージを背負いながらヒザを入れ、キヌットソンは左フックを当てて離れる。直後にダブルレッグを仕掛けたキヌットソンは、切られてもケージにファーベックを押し込んだ。

最終回、ファーベックが首相撲からヒザを突き刺して離れる。続くステップジャブを左で迎え撃ったキヌットソンは、スピニングホイールキックも姿勢を乱す。すぐに立ち上がったキヌットソンはワンツーの打ち合いから、間合いの測り合いのなかでテンカオを決める。左ミドルを決めたキヌットソンは、バランスを崩したファーベックからトップを奪取する。

胸をつけて抑えたキヌットソンは、右足を抜いてケージにファーベックを押し込む。バタフライガードから離れたキヌットソン。追いかけて立ち上がったファーベック。時間は残り1分。キヌットソンが左ミドルを蹴り、ケージに押し込まれたファーベックはヒザ蹴りからギロチンも、自ら解く。最後の打撃戦、前蹴りでファーベックを突き放したキヌットソンが時間とともに叫び声を挙げた。

左手を挙げてウィナーコールを待ったキヌットソンは右手をレフェリーに挙げられ、ここでも大きく叫んだ。

「ハイレベル・ストライカーと戦い、このレベルで戦うと安全に戦わないといけないということがあって。最初の左ハイはスパーリングでずっとやってきたこと。打撃でけなくMMAの全局面を戦うなかで、打撃の良さも見せたかった。私はいつも成長している。フUFCで戦うと、もっと強くなれる」とファーベックは話した。


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