【UFC VERSUS】五味隆典、乾坤一擲のタイ・グリ戦へ
大会開催を3日後の8月1日(日・現地時間)に控えたUFC on Versus「JONES vs MATYUDHENKO」。日本から五味隆典、岡見勇信が出場する同イベントは、カリフォルニア州サンディエゴ・スポーツアリーナで行なわれる。
【写真】五味隆典にとってUFCで2戦目となるタイ・グリ戦はのるかそるかの勝負となる (C) MMAPLANET
日本での注目は、やはり二人の日本人に集まるだろう。UFC2戦目となる五味は、連敗が許されない中で、タイソン・グリフィンと対戦する。14勝3敗のキャリアを誇り、その3敗目を6月に経験したばかりのタイ・グリだが、ジョー・スティーブンソンの負傷欠場により代役として、2カ月弱のインターバルで復帰戦に挑むことになった。
UFC戦績は8勝2敗のタイ・グリ、8つの勝ち星のなかで6つが判定勝ちで、敗れた試合も判定負け。特筆すべきは、判定勝ち6試合中4試合、そして、2敗中の1試合でファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得している点だ。
(大晦日は)「判定ダメだよ、KOでなきゃ」という五味にとって、この判定勝ちが多く、しかもベストファイトと判断される戦績は組みし易くもあり、また組みし難いともいえる。
【写真】蹴り足を掴んで、殴り倒す。こんなシーンを期待したい (C) ZUFFA
まず、なぜ戦い易いのか。米国MMAで競い合いのなかで勝利するには、打撃で手数を稼ぎ、要所でテイクダウンを奪う必要がある。言わずと知れたハードパンチャーの五味、そしてクロスの名手にとっては、前に出てきてくれる相手は望むところだろう。
加えて、テイクダウンに強いイメージのある五味だが、PRIDE以降の彼は自らテイクダウンを奪うという攻防ではなく、相手が組みついてきたところでトップを取るシーンが目立っていた。タイ・グリがポイントメークを狙い、ここ一番で組みついてきたところを潰すことができれば――。グラウンドに難のある五味も、トップからの攻めが有効になることが考えられる。
その一方で、この競り合いのなかで判定勝ちを収めてきたタイ・グリは精神的に折れることが少なく、3Rを動き続けるスタミナを持つ。以前の五味なら、この二つの要素はそれほど気に掛ける必要はなかった。
ただし、最近の五味にとってこの二点ほど重要な要素はない。全てはどれだけのモチベーションをもって、この試合に賭けているか――。乾坤一擲の勝負に出る五味には、日本のファンも、心身とも最高の状態にあることを願うばかりだろう。
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■UFC LIVE「JONES vs MATYUDHENKO」対戦予定カード
<ライトヘビー級/5分3R>
ジョン・ジョーンズ(米国)
ウラジミール・マティシェンコ(ベラルーシ)
<ミドル級/5分3R>
岡見勇信(日本)
マーク・ムニョス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョン・ハワード(米国)
ジェイク・エレンバーガー(米国)
<ライト級/5分3R>
タイソン・グリフィン(米国)
五味隆典(日本)
<ライト級/5分3R>
ポール・ケリー(英国)
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジョンソン(米国)
マチュー・リデル(米国)
<ミドル級/5分3R>
ジェイムス・アーヴィン(米国)
イゴール・ポクライェク(クロアチア)
<ミドル級/5分3R>
ブライアン・スタン(米国)
マイク・マセンジオ(米国)
<ライト級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
<ミドル級/5分3R>
ロブ・キモンス(米国)
スティーブ・ステイベイス(米国)