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【BRAVE CF73】初のコロンビア大会で、ショーティー・トーレスがンデベレとバンタム級王座決定戦

【写真】ようやく実現する一戦。トーレスも、31歳になっている(C)BELLATOR

12日(土・現地時間)、コロンビアのボゴタはエル・コリセオ・サリトレでBRAVE CF73が開催される。
Text by Manabu Takashima

中東バーレーン王国がベースのBRAVE CFにとって初進出となるコロンビア大会は、現地のラテンFCと共同開催で、BRAVE CF73が4試合、Latin FC18が4試合の計9試合の試合が組まれている。また同地ではBRAVE Pan-American Combat Weekが開催中でIMMAF Pan-American Championshipもファイトウィーク中に行われている。


そんなボゴタ大会のメインはブラッド・カトーナの返上で空位となっているバンタム級王座をホゼ・トーレスとンコシ・ンデベレが争う一戦が組まれている。

両者は今年3月のイスラエル大会で対戦予定だったが、イベント自体がキャンセルとなり、4月にスロヴェニア大会で仕切りなおされることとなった。しかし、同大会での対戦も実現せずに3度目の正直として今週末に南米で実現することに。

IMMAF世界王者からTitan FCでフライ級とバンタム級を制し、UFCにステップアップを果たしたショーティー・トーレス。オクタゴン・デビュー戦で現ONE世界ストロー級世界王者ジャレッド・ブルックスと対戦すると、劣勢のなかでブルックスがスラムの自爆で頭部をキャンバスで強打し、動きを止めるとパウンドアウトした。

続くアレックス・ペレス戦でキャリア初黒星を喫したトーレスは、UFCのフライ級廃止路線でバンタム級転向でなくフリーランスを選択した。そして2019年にBRAVE CFと契約し一戦を挟んで、フライ級王座決定Tに挑んだ。

しかし、準々決勝で対戦したショーン・サンテーラの足関節&柔術に苦戦を強いられ痛み分けに。再戦では体重オーバーとなり、結果としてバンタム級転向を決めた。その後ブレイン・オロドリコール、イッザデニ・アル・デルバニを下し、バンタム級王座決定戦を戦う権利を得たトーレスに対し、ンデベレはプロキャリアの全てをBRAVE CFで過ごし6勝1敗のレコードを持つ南アフリカ人ファイターだ。

デビュー当初はフィジカル重視、そして荒い打撃で勝利を重ねていた。その後もフィジカルの強さは維持しつつ、打撃だけでなく組みを重視したスタイルも導入。打撃もパワフルかつテクニカルという部分で成長を見せている。

リーチでトーレスに勝るンデベレだが、懐に飛び込まれての接近戦では5オンスのMMAグローブでブロッキングを駆使するトーレスが有利だ。ただし、拳の届く距離に立ちすぎるトーレスの戦いは方はやはり両刃の剣だ。毎試合のように自らもパンチを被弾しており、ンデベレは近い距離でヒザ蹴りという強烈な武器を備えている。

組みからテイクダウンという選択をしなくなったトーレスを、ンデベレのヒザが打ち抜く可能性も高い。加えてトーレスが接近戦だけでなくとも、レスリングを融合させた戦い方に回帰していなければ、その近い距離で戦うまでにダメージを蓄積し、ンデベレの大砲の標的になることも大いにあり得るだろう。

■視聴方法(予定)
8月13日(日・日本時間)
午前9時00分~ DAZN

■ BRAVE CF73対戦カード

<BRAVE CFバンタム級王座決定戦/5分5R>
ホゼ・トーレス(米国)
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)

<フライ級/5分3R>
ザック・マコウスキー(米国)
フラービオ・ケイロス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エドゥアルド・モラ(コロンビア)
クロン・ボーン(トリニダードトバゴ)

<女子ストロー級/5分3R>
エイディ・マシアス(エクアドル)
ヤスメリ・アラケ(ヴェネズエラ)

<スーパーウェルター級/5分3R>
ルイス・カド(ブラジル)
ウィルケル・レモス(ブラジル)

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