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【ONE FN13】リネケルが残り1秒でキム・ジェウンに逆転KO勝ち――だからこそ待たれる佐藤将光の次戦

【写真】最後の最後、打ちに行くからオファーがあるということだろうが。やはり負けてダメだ(C)ONE

<151ポンド契約/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
Def.3R4分59秒 by TKO
キム・ジェウン(韓国)

1月に佐藤将光に敗れているジェウン。佐藤にはONEから次戦のオファーが届かない中、格上のリネケルと試合する機会を得た。一方のリネケルは今回も計量をクリアできずにキャッチウエイトでの試合実施となる。

ジェウンはジャブとインローを見せながらプレッシャーをかける。リネケルは右ローを蹴り返し、左フックを見せる。ジェウンはリネケルの右にダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。首を抱えるリネケルに対し、ジェウンはハーフガードでトップキープし、頭を抜いてヒジを落とす。

リネケルは脇を差して足をすくって立ち上がろうとするが、ジェウンが体を起こしてヒジ打ちを落とす。ジェウンはリネケルのバックをうかがいつつ、再びハーフガードで上になってヒジと鉄槌を落とす。ジェウンが肩固めを狙うと、リネケルがタイミングよくブリッジを利かせてトップポジションを取り返す。この試合初めて下になったジェウンだが、リネケルに有効打を許さずにラウンドを終えた。

2R、リネケルは右ストレートと右ボディ、右カーフキックを蹴る。ジェウンは右のスーパーマンパンチ。リネケルの右にダブルレッグを合わせるが、リネケルがそれを切って上になる。ジェウンはガードポジションから三角絞めを狙い、リネケルはトップキープにこだわらずに立ち上がる。

リネケルはジャブを当てて、右カーフキックと右フック。ジェウンは無理に打ち合わずにシングルレッグからボディロック、そしてバックへ。正対したリネケルはジャブを飛ばすが、ジェウンもリーチを活かしたジャブと左ミドルを当てる。さらにジェウンはシングルレッグも織り交ぜつつ、やはりジャブ・左ミドルでリネケルに距離を詰めさせない。徐々に手数を増やすジェウンはインロー、左ハイ、前蹴り。リネケルもボディブローを放つが、それをバックステップでかわす。

3R、ここもジェウンがジャブ・左ミドルで機先を制す。リネケルが右フック・右カーフを返すと、ジェウンは右ストレートを合わせる。ジャブから右ストレート、左フック、左ミドルにつなげるジェウン。リネケルもボディを打ち返すが、どうしても後手に回る。逆にジェウンはジャブ・前蹴りでリネケルの前進を止め、カウンターの右ストレート。さらにジェウンはダブルレッグや組みを見せつつ、離れ際のヒザ蹴りにつなげ、リネケルの大振りのパンチに膝を突き刺す。

このままジェウンが試合を支配するかに思われたが、前に出続けたリネケルが右フック。ジェウンのダブルレッグを切ると、右ボディを打ち込み、その右ボディから顔面への左フック。これでジェウンの顔面を打ち抜き、一気にパウンドを連打して、試合時間残り1秒での逆転KO勝利を呼び込んだ。

試合後「マスターはいつも、自分を信じろって言っていて。そしてKOできた。いつもベストを尽くしている。ベルトをもう1度巻くために3Rにカムバックした」と語ったリネケル。敗れたジェウンも最後の左フックをもらうまで試合をリードして実力を証明した試合―――だからこそ佐藤の次戦が待たれる。

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