【UFC】中村倫也のオクタゴンデビュー戦、決定。「一つ、二つとレベルアップし8月の試合を迎えられる」
【写真】 頂点を目指せる力を見せるためには、フィニッシュ。と同時に3Rを戦う経験もほしい(C)Zuffa/UFC
一部で情報が出回っていた通り、8月27日に行われる中村倫也のUFCデビュー戦の相手がファーニー・ガルシアになることが決まった。
実はこのカードが決まったというニュースが流れ際、中村自身は「まだサインをしていない」と反応をしていた。実際、今回のガルシア戦のオファーが新たにマネージメント契約を結んだファーストラウンド・マネージメントから届いたのは、彼が韓国からモンゴルへと移動をする日のことだった。
ガルシアはMMA戦績10勝3敗、テキサス州エルパソ生まれのメキシコ系米国人でLFAでは4勝1敗、2021年のコンテンダーシリーズで勝利しUFCを契約を果たした。
UFCでは現在2連敗中だが、コンテンダーシリーズでKO勝ちした右ロングフックを決めてダウンを奪うシーンも見せている。とはいえ、中村にとっては、UFCで経験値を高めることができる相手と捉えることができる。
そうでなくても用意された相手を拒む理由はなく、中村はすぐに試合映像をチェックし「右に気を付けないといけない」と話し、その後のモンゴルでのMMAトレーニングではガルシアのことを頭にいれて練習していた。
MMAPLANETではモンゴルを発つ直前、21日の朝7時(現地時間)に中村のUFC初陣についてコメントを取っており、その言葉をここで紹介したい。
中村倫也「もうリークされちゃいましたけど、まだサインはしていないです(※帰国後にサインし、送付)。ただ、そろそろ試合が決めるような気がしていました。それが韓国とモンゴルで色々なモノを取り入れているなかで試合が決まって……もう、このタイミングで決ったということは、この経験を生かせというメッセージだという風にも取れますし。
帰って、ここで得たモノをしっかりと纏めて、整理して自分の格闘技に落とし込む作業をしていきたいです。6月には1カ月間、ATTにお世話になるのですが、対戦相手が決まっているのは好都合です。ファーニー・ガルシアは日本にはあまりいないオーソでロングリーチのボクサータイプの選手です。北米のMMAはまだ未体験なので、しっかりと体験して一つ、二つとレベルアップし8月の試合を迎えられると思います」
中村倫也✖ファーニー・ガルシアのバンタム級3回戦。開催地はシンガポールか中国・上海という話が出回っており、この辺りはUFCの正式発表を待ちたい。