【UFN223】右オーバーハンドでダウン、バックを許した佐藤天。最後にエルボー連打もゴリンボに下る
<ウェルター級/5分3R>
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
佐藤天(日本)
オッズで+105の佐藤は右ジャブ、ゴリンボは右ハイから右を伸ばす。2度目のハイをブロックし、ダブルからシングルという仕掛けを切った佐藤は、ボディロックにもテイクダウンを許さない。佐藤は払い腰で投げるが、すぐに立ったゴリンボがテイクダウン――佐藤がウィザーで立ち上がる。左腕を差して、右で殴るゴリンボを内股で動かし、胸を泡すぇた佐藤が胸を合わせて体を入れ替える。
ヒザ蹴った佐藤を再びゴリンボがケージに押し込み、逆にヒザを見せる。アンクルピックも切り、大内の佐藤は小外でテイクダウンもケージを蹴ったゴリンボがバックに回り、両足をフックする。残り70秒、RNCを耐えながら時間の経過を待つ佐藤は、後方からパンチを受ける。絞めを取られる感じはなかった佐藤だが、ボディトライアングルを取られたままラウンドを終え、初回を落とした。
2R、前に出る佐藤だが右オーバーハンドで後方にダウン。パウンドを連打したゴリンボに対し、殴られはしたが佐藤はシングルからレッスルアップ、クリンチの攻防に持ち込む。ケージ際で体を入れ変える佐藤が、ボディロックからバックに回ったゴリンボを払い腰で投げ、袈裟固めから胸をつける。潜って、外ヒールのゴリンボを殴る佐藤はスクランブルでアンクルピックからバックを許す。
ウィザーで立ち上がった佐藤、シングルを切ってエルボーを打ち込む。キムラで崩し、正面を向いた佐藤だが、右足をゴリンボが取り続ける。立ち上がった佐藤は押し込み返し、離れるが右を被弾する。続くシングルから左足首を取られた佐藤がケージに押し込まれて座った状態で時間を迎えた。
最終回、逆転にはフィニッシュしかない佐藤。打撃でイニシアチブを取りたい。右ヒザを突き上げたゴリンボに対し、左を伸ばす佐藤は自ら組んでいく。両ワキを差した佐藤に対し、左を差し替えたゴリンボが右で前方に崩しながら右で殴る。ゴリンボは右足を払って、尻餅から上を取り切る。バタフライガードからスクランブルに持ち込もうとした佐藤だが、バックを許し、四の字フックと取られる。
UFCファイター人生が掛かった残り2分40秒、佐藤は頭を抱えて胸を合わせにいくがゴリンボが許さない。このままで勝てるゴリンボのバックが続く。「あと1分、動く!!」という指示に、佐藤は右足を制された状態で胸を合わせる。残り30秒、佐藤はエルボーを連打し。腰を上げると左右のパンチからエルボーを打ち下ろすも時間に。
結果、フルマークで判定負けを喫した佐藤はオクタゴン4連敗となってしまった。格闘技は結果が全て、佐藤の今後は――。