【UFC287】最年少UFCファイター=ラウル・ロサスJr「ずっと思って来たことが現実になった」
【写真】正直18歳の初々しさはない。だから、この時点でUFCファイターなのだろう(C)MMAPLANET
8日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミのマイアミデード・アリーナで開催されるUFC287「Pereira vs Adesanya2」にラウル・ロサスJrが出場し、クリスチャン・ロドリゲスと戦う。
特例で17歳でコンテンダーシリーズに出場し、UFCと契約。18歳になりUFC最年少ファイターとしてデビュー。2004年10月8日、UFCが始まって10年11カ月後に生まれたロサスJrは、オクタゴン2戦目に向けどのような心境なのか。徒歩でホテル内を移動しながら、ショートインタビューに応じてくれた。
――インタビューを受けていただき、ありがとうございます。
「こちらこそ」
──17歳でUFCと契約した注目のラウルのインタビューを日本のMMAファンに読んでもらえることができて嬉しいです。
「……」
──聞こえていますか。
「イエス」
──UFC2戦目、PPVショーのメインカードで戦うことについてどのような気持ちですか。
「最高だよ。土曜日の夜は絶対に良い試合をするよ」
──ところで昨年9月のコンテンダーシリーズですが、勝利してもUFCと契約できると思っていましたか。年齢のこともあり、しばらく他の大会に預けたり、もう一度コンテンダーシリーズで様子を見るという判断をUFCがすることもあるかと思ったのも事実です。
「契約できると思っていたよ。だから、凄くエキサイトしていた。いつの日か、UFCと契約できる日がやってくるとは思っていた。あの時に契約できて最高の気持ちだったし、本当に幸せだった。ずっと思って来たことが現実になったのだから」
──ところでラウルはコンテンダーシリーズまでメキシコで試合をしてきました。米国で戦うには17歳という年齢がネックになったのでしょうか。
「メキシコでは17歳になったら、戦うことができるから。米国では18歳にならないと、戦えない。だから、メキシコで試合に出続けたんだ。コンテンダーシリーズに出た時は17歳だったけど、マネージメントが映像をコミッションに送ってライセンスが特別に下りたんだよ」
──その年でMMAを戦うことに両親は?
「親はいつだって僕をサポートしてくれたし、今もし続けてくれているよ」
──最年少UFCファイターとなったことで、生活が変わったことは?
「そうだね。今は皆が僕のことを知っている。クレイジーだよ(笑)。でも、全ての状況を楽しんでいるよ」
──では対戦相手、クリスチャン・ロドリゲスの印象を教えてください。
「う~ん、特別なことはないグラップラーかな。ただ、僕はやるべきことをやるだけだよ。もうインタビューは終わり?」
──いえ、もう2つお願いします。土曜日の夜、どのような試合をしたいと思っていますか。
「皆を驚かせる戦いをしてみせるよ」
──では最後に日本のファンに一言お願いします。
「応援ありがとう。皆のために全力で戦い、最高の試合をするよ」