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【Gladiator021】柔術家? ナックモエ? 比からの刺客#02、エイドリアン・バトト「フィリピンの力を」

【写真】「MMAで成功すれば、ケージグラップリングでも戦ってみたい」と話していた(C)MORIYAMASAN

明日26日(日)に豊中市の176 BOXで開催されるGLADIATOR021にフィリピンからエイドリアン・バトト・ジェマーが来日し、中務修良と対戦する。

12月にフィリピンのボクシング、ムエタイ、MMAマネジャーのククイ・エロルデが支配下選手を集め、トライアウトを行った。1月の来日したジョン・オルニドに続き、グラジ出場を決めたバトトにインタビューを試みた。


――まずグラジエイターからオファーがあった時は、どのような気持ちでしたか。

「もちろん、嬉しかったよ。国際的な舞台で戦いたいと思って、ここ数年間練習をしてきた。そして、こういう機会が巡って来ることを願って準備してきたから、感謝しているよ」

――昨年12月にエロルデ・ボクシングジムでトライアウトがあり、あの時長谷川賢氏がジョン・オルニドとバトトに関しては、MMAだけでなくグラップリングも見てみたいとリクエストをしました。あの時は、日本から招かれる自信はありましたか。

「もちろんだよ。グラジエイターが自分を選んでくれる自信はあった。自分を信じているからね」

──グラジエイターは1月の大会でジョン・オルニド選手を招聘し、バトトにオファーを出しませんでした。オルニド選手が日本で戦うと知った時、どのような気持ちでしたか。

「嬉しかったよ。ただ少し、ジェラシーはあったかな。ジョン・オルニドは僕の友達で、先にオファーがあったから。でも友達が日本で戦う機会を得ることができて、素直に嬉しかった。と同時に彼が経験豊かなファイターと戦うことには、ナーバスになってしまったのも事実だよ」

──反則決着は残念でしたが、キャリア3勝0敗のオルニド選手が笹選手を相手に初回を取るような試合をしました。あの試合から、バトトは何かしら影響を受けましたか。

「ジャッジとレフェリーの判断は尊重しないといけないけど、ファイターとしてノーコンテストになるべきだと思う。まぁ、試合結果に関してこれ以上は言わない。そして、オルニドに再戦の機会を与えてほしい。何より、オルニドは僕に自信を与えてくれた。フィリピン人ファイターだって、国際的なステージでグラップリングができると。

フィリピン人選手は、日本の選手は素晴らしいグラップラーだと思ってきたから。柔術も柔道も日本で生まれた。このスポーツは日本のカルチャーの一部だし。日本人選手の寝技の力を僕らはずっと尊敬してきたんだ。でもジョン・オルニドは、僕らだって自分の力を発揮することができるという自信を与えてくれた。日本という柔術、柔道、マーシャルアーツの国で戦ってもやっていけるとね」

――事実、バトトはトライアウトの時、レスリングと柔術という部分で印象的なスパーリングをしていました。

「ムエタイベースのMMAファイターとしては、ちゃんとグラップリングとレスリングができていると自分では思っている。でも、打撃の方が自信があるのも確かだよ」

――いやぁ、トライアウトの時点でバトトがムエタイ出身とは思わず、柔術家だと勘違いしていました。

「今、グラップリングはほぼ毎日練習しているんだ。次の試合に向けて、より力をいれているのも確かで。でも、また立ち技もやり込んで、本当の意味でのマーシャルアーチストとして戦ってきたいんだ。それに柔術とレスリングが成長したことで、打撃もさらに良くなった。テイクダウンを恐れる必要がなくなったからね。今、僕は寝技でもスタンドでも戦えるよ」

――道着の練習もしているのですか。

「逆に柔術の練習はほぼ道着有りだよ(笑)。ノーギの方が少ない。道着の練習をすることは、凄く精神的に鍛えられる。道着を掴まれると、動きが制限されるから思ったように戦えなくなる。だからこそ、ノーギになると自由に感じられ、凄く動きやすくなる」

――なるほどぉ。ところで中務選手はレスリングベースです。それだけでなくケージのレスリングの使い方を熟知しています。彼とレスリングをやりあうことにどれだけ自信がありますか。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

「この試合は凄くタフになると思っている。

その分、チャレンジングだよ。そうだね、僕は彼のレスリングのことを尊重している。でも、この試合は僕のモノ。立ち技、レスリング、寝技の全てに自信を持っている。確かに彼の技術的にもレスリングの技は豊富だ。そして、とても強い。でも僕は立ち技、寝技、レスリングでも勝てる自信がある」

──会場のファン、YouTubeで視聴できる母国のファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「フィリピンの力を見せたい。ボクシングと打撃だけの国じゃない。MMAだって、強くなっている。それにグラップリングも成長しているよ。フィリピンは色々なマーシャルアーツが盛んだから。そして個人的に、この試合はフィリピンの子供達に見てほしい。若い世代の目標となれるような、選手になりたいんだ。マーシャルアーツに興味のない若いフィリピンの皆に、良い影響を与えたいと思っている」

――フィリピンのMMAといえばチームラカイの印象が強いですが、メトロマニラのMMAファイターとして、自分たちも負けてないという想いはありますか。

「もちろん、僕らだって彼らのように外国人選手と真っ向勝負できる。ただ、フィリピンを代表して日本で戦うことはプレッシャーにもなっている。ここで勝ってメトロマニラのファイターの勢いを見せたい。彼らがグラジエイターを始め、日本の他のプロモーションで戦えるように」

――ではバトトの将来の目標は?

「ベルトをこの腰に巻くこと。ここで勝って、グラジエイターのタイトルに挑戦したい。そしてフィリピンでは自分の街で、柔術をしっかりと指導して次の世代のフィリピン人ファイターが常に日本から戦い機会を得られるよう力になりたい」

――素晴らしい言葉です。今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。

「まずノブ(中務)が、僕に戦うチャンスを与えてくれて感謝している。でも、そんな君にタフファイトをプレゼントするよ。日本のファンには、グラジエイターの会場で火花が散るような激しい試合の目撃者になってほしい」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

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