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【UFN217】絶妙のタイミング。左フックを打ち抜いたイゲがジャクソンを倒し連敗脱出、涙を流す

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
Def.2R4分13秒by KO
デイモン・ジャクソン(米国)

左の蹴りを見せ、右から距離をつめたジャクソンだが、イゲの右ショートフックを受けてヒザをつく。すぐに立ち上がったジャクソンに対し、イゲは攻め急ぐことなくテイクダウンを警戒しつつパンチにカウンターを狙う。ボディを殴ったイゲ、ジャクソンは前蹴りを見せオーバーハンドで距離をつめようとする。

パンチのバックスロ―が大きなジャクソンに対し、イゲはコンパクトなパンチを見せる。テイクダウンのフェイクからニーもワンツーフックを打たれたジャクソンは、組みに行けない。イゲは左ハイを蹴り、シングルレッグにパンチを入れて余裕を持って切る。と直後にジャクソンはがアイポークがあったとアピールし、インターバルが与えられた。

2分強のインターバル後に試合が再開。直後に右から左を当て、左ショートフックとパンチをまとめたイゲは、右オーバーハンドを1発被弾するもペースを乱されることなく、深追いせずに攻勢を維持する。ジャクソンは右に回り続け、ワンツーに右を返すが空振りに。それでも右に右ヒザを合わせたジャクソンは、右アッパーに左を当てられ姿勢を乱した。さらに残り5秒でイゲはテイクダウンを決め、完全にラウンドを掌握した。

2R、すぐに右オーバーハンドを見せたジャクソンが、左ジャブ、続いて右ハイを繰り出す。右フックに左ボディフックを決めたイゲは、右アッパーを振るいながら距離を詰めてクリンチ。直ぐに離れて、左ローを蹴っていく。ジャクソンは右ハイをガードの上から蹴り、離れて右オーバーハンドも右を合わされ、一瞬動きが止まる。

スイッチから左ハイを見せたイゲは、ジャクソンのワンツー&スリーをバックステップでかわし、前に出ると左ボディ、左フックを決める。さらに右ローで崩しに掛かるなど、攻撃を散らすイゲはジャクソンのコンボをブロック。それでもワンツーから蹴りを見せたジャクソンだったが、左フックを下がってかわされ右ボディから左フックを打ち抜かれて大の字に。

イゲは見事なKO勝ちを決め、「このスポーツに人生をかけて取り組んできたけど2年間勝てなかった。勝つために全てのことをやってきた。家族にとっても良い手本でいたかった。辛いことがあっても、乗り越える。それの繰り返しだ」と涙を見せた。


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